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「ENDLESS SUMMER 2017」四本目、弘前

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8/27 ENDLESS SUMMER 2017、四本目は青森弘前Mag-Net。何から書かなきゃいけないなんて決まりはないが、何から書けばいいかわからない。言いたいことは昨日ステージからぐちゃぐちゃに言い放ったし。ただこのエンドレスサマー2017、昨日の弘前がどうなるかが重要な気がするなあと漠然とずっと思っていたことは確かで、結果、やはり重要な日だったなあと個人的に思った。 ブッキングできず、マグネットの高取さんに弘前バンドを2組紹介していただいた。FATMAN SEMINARとsatellite trip babiez。どこの誰かもわかんない地方のバンドのレコ発ツアーにライブハウスの方に出てくれと言われて、絶対よくわかんない気持ちのまま承諾してマグネットに来てくれたと思う。すいませんという気持ちと、ありがとうございますが織り混ざった。2組がマグネットにきて挨拶をしたとき、逆にうちらがすごい迎え入れていただいた感じがあって、本当に嬉しかった。マグネットのバーカウンターの椅子に座って談笑している2組の姿が、なんだか羨ましくて、同時に弘前にまた一つ近づけれたような気もした。 そして、もう1組は公募して決めた。ありがたいことに10組ほどの応募があって、そのすべての皆様からの気持ちが本当に嬉しくて、でも1組決めないといけなくて、杉本みかるに決めた。みんなで悩んで、でも最後の意見はばっちり一致していた。高校2年生、バンドをやっていて、今回はひとりでの応募だった。リハが終わってたくさん話した。丁寧に、まっすぐ目を見て話す子だった。彼女が住んでる八戸は、弘前から3時間くらいかかるらしい。ライブ出たらきっとその日のうちに帰れない可能性がある。次の日は月曜だし学校がある。でも、急いでよくわかんないYouTubeに手こずりながら動画を載せてボイガルのHPにメールを送っていたらしい。母さんには何も言わず。そしたら出演が決まって、弘前でひとりでライブすることになったって伝えて、そしたら母さんに怒られちゃったって。でもきっと母さんすげー応援してくれてて、昨日みかるは母さんと二人で弘前に来て、弘前に泊まって、朝5時に出て学校に行く行程にしたらしい。胸がいっぱいになった。ライブは、ただ素晴らしかった。みかるは、会場に入ってからずっとギターを触ってた。楽屋で自分より一回り以上離れ

「ENDLESS SUMMER 2017」三本目、函館

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8/26 ENDLESS SUMMER 2017、三日目は函館CLUB COCOA。朝7:30に札幌を出発し、まえだゆりなを拾って車で函館へ。途中、八雲で休憩したりしながら、ゆっくり向かった。真っ黒な雲が、少し不気味だった。函館につくと、見覚えのあるお店や街並みが飛び込む。思い出はいつも綺麗だけど、それだけじゃお腹が空くわやっぱり。 会場入り。随分久しぶり。 リハーサルやりながらセットリストを考えて、どんなことが起こるかなと、そわそわ。 ゆりながリハーサルやって、モノポックルがリハーサルやって、あっという間に開場そして開演。 モノポックルのライブを見たのも数年ぶり。住む街も変わり状況も変わり、だけどそれでも音楽を続けていて自分たちのやれるスペースとペースで進んでいるモノポックル。相変わらず、化け物だった。最後に「交差点」という曲をやってるとき、なにかが頭の中を駆け巡った。過去の思い出なのか未来への希望なのか、なんなのか。モノポックルの音楽には、不思議な力がある。ちゃんと楽しくて、ちゃんとゾワッとする。ありがとう。 まえだゆりなは、言わずもがな、闘っている。そして、バカである。困ったやつである。キラキラしているようで、してないし、ニコニコしているようで、さみしい目もする。だから僕はゆりなが好きだ。いっぱいいっぱいで、でも頭の中にはどんどん言葉と思いがでてきて溢れそうになって、自転車で街を行けば転ぶ。ゆりなはそういう人だし、もっともっともっとたくさんの女の子に聴いてもらわないといけない。絶対に届くのだ。あいつは常に爆発寸前で、歌っている。昨日もそうだったように思う。ありがとう。 僕らのライブは、きっとすべてが詰まっていたと思う。ボイガルのすべてが。 3年ぶりの函館、動員数は40人だった。少しずつ積み重ねて、北海道の街、生きる力に変えていきたい。応えたい。 終演後、ひとりの女の子が話しかけてくれた。 その子は最初に、ようやくボイガルのライブを見れましたという言葉から話し始めた。震えていた。 ソールドアウトはかっこいいし憧れる。だけどそんなの、すぐに到達できるもんじゃない。わかってる。初めてのアルバムリリースツアー、見るべきことはもっともっと近くのことだ。バンドしてる、今。今この瞬間も。3人がフェリーで川の字になって

「ENDLESS SUMMER 2017」二本目、大阪

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8/21 リリースツアー「ENDLESS SUMMER 2017」2日目、心斎橋Pangea。対バンはハルカミライ。随分前に渋谷で一緒だったきり、対バンはなかったけど、今回やれてよかった。前日のライブが終わり、すぐ乗り込んだ夜行バスは全く寝れなかったがなんのその。大阪、信じられないくらい暑いけどなんのその。やろう。ひたすら、手紙を渡すんだよ。リハが終わり、風子とニューライトでセイロンライスぶち込んで挑んだ。ライブについては、特記することは特に無し、ただひたすらに爆裂な夜であったことだけは確か。そして打ち上げも信じられないくらいの打ち上げだった。久しぶりに、ほんとに久しぶりに、めちゃめちゃ楽しかった。全くと言っていいほど覚えてないし、打ち上げ終わってハルカミライと解散してからみんなで帰ってからもやばくて、結局朝7時くらいまで宴は続いた。 ここ数ヶ月〜一年くらいでハルカミライとの対バンを各地で熱望されたり、なんか近いものがあるとか結構言われたりしてきた。それがすごいだるかったし、そんなん言われてもという感じだった。僕は彼らのことを全然知らなかったし。ただ、確証はないけど、なんか近いものはあるのかもしれないなとは漠然と思っていた。それが何かはわからなかった。マナブが打ち上げの序盤で、まだ2杯くらいしか飲んでないくらいの時に「何か近いものが、通ずるものがあるような気がしませんか?」と言ってきた。「そうだね」と返してみた。で、この日それがわかった。打ち上げでわかった。 僕らとハルカミライに通ずるもの。 それは、「ダンス」と「昔のバンド名」でした。 風子さん撮影 ハルカミライとは10/13名古屋ロックンロールも一緒。楽しみです。

「ENDLESS SUMMER 2017」初日、東京

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8/20 リリースツアー「ENDLESS SUMMER 2017」が始まった。会場入りするちょっと前に、ツアー新グッズのステッカーシートが届いたんだけど、透明背景で発注していたのに白背景で届いて青ざめた…。業者に電話してすぐに作り直して届けてもらうよう頼んだけど、3時間後のライブには間に合うわけもなく。なので、透明背景が届くまではこの白背景のステッカーシートで販売しようとなった。来てくれる人には申し訳ない。ちなみにツアーTシャツ「ペンギンT」は"ENDLESS"という単語にスペルミスがあったまま発注してて、それは完全にこちらのミスで本当に誰も気づかなかった… ペンギンTも発注し直してて、届き次第すぐに正しいバージョンで販売することに。それもあったから昨日のステッカーシートの件は、かなりキツかった。 くよくよしてても始まらにゃいにゃいなので、みんなで一番いいと思われる方法を話して色々決めて、あっという間に入り時間。シェルターに入ると、フラカンがいる。そうだ、ツーマンである。ツアーが始まった。 ライブは、あっという間だった。 はぐれ者讃歌がフラカンの曲の中でかなり上位というか1位レベルで好きなので、はぐれ者讃歌ー!と圭介さんが言った時思わず両腕あげてしまった。はぐれ者讃歌ー!と言われたら、両腕あげてしまう。 ほんの数分前までフラカンがいた場所で、自分のライブの準備をする。こんなことが、起こる。確実に僕は、元少年という経歴を持っている。おととい年齢確認されたから今もかもしれないけど。なんだか夢は膨らむ。1ヶ月ぶりのライブは、いいものだった。みんな自分の歌を歌うしかない。 ライブが始まる前にマネジャー姉さんと映像の伊藤くんに「今日中に映像アップしたい」と相談をしてて。「きょ、今日中ですか、、?!」となったけど僕には絶対的な自信があって自分の思いを説明。とりあえず、終わったら確認してみて行けそうだったらいこうってなった。3カメ分の編集もあるし音の調整とかしたりする時間も考えると今日中は恐らく無理ってなったから。始まる前に外で伊藤くんとほんの数分打ち合わせをした。打ち合わせというか、「伊藤くん、衝動でいこう」「わかりました!」というアホ丸出しな会話。ただ僕はそこで確信があったのだな、絶対に大丈夫という自信が。はっはっは。

拝啓、エンドレス様

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8月16日、セカンドアルバム「拝啓、エンドレス様」が発売されました。あっという間だった気がするな。1月に新宿JAMでライブをしてる時に「ワンマンやろ」って思って札幌帰ってすぐ4人でミーティングして決めて、それと同時にアルバムの話も進めて。2月中旬に正式にワンマンを確か確定させて発表して、5月にワンマンツアー3箇所。ライブやラジオの合間を縫ってスタジオに入って、レコーディングして。途中、入院してしまったりもしてほんとにとんでもないケモノ道だったけど、なんとか越えることができてよかった。 ビクターと離れて、ボンサイレコーズから次のアルバムを出そうってなった、ボンサイスタッフ(近松スタッフ)のみんなにも心の底の底から感謝しているし、恩返しをしたい。 東京・名古屋のインストアが終わった。 インストアライブの合間をみて、ライブハウスに行ったり、CD屋さんに行ったりしてきた。身が引き締まるし、言葉では言い表せないほどの嬉しさと喜びが混ざり合った。インストアライブはひとりだけど、4小節先を信じてる人のことは裏切りたくないし、とにかくインストアだろうがなんだろうか精一杯歌おうと思った。 36度の名古屋パルコ前は、本当に灼熱だった。そんなことに左右されずに、僕らが生きる今日はやってくる。 あっという間に、東京に向かってる。 街は遠くなって行く。 たくさん聴いてほしい。 そして、明日からツアーが始まる。 早く終わるのが理想的だ。

ホタテ

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今年もライジングサンロックフェスティバルに出れなくて、去年に引き続き「最低な一日」を過ごした。 14時半過ぎに、幌平橋駅に着いた。改札を出るとあの謎の壁画。今日も相変わらず独特な雰囲気を醸し出してるねと壁画の少年少女に心の中で語りかけて、1番出口から外に出た。雨は降っていない、が、完全に降りそうな色をしてた。やばそう。そんな気がした。 去年と同じ場所に向かう。 幌平橋駅から10分くらい川沿いを北上したところ。もう、めちゃめちゃにアクセスが悪いところ。コンビニも近くにないし。自分でもなぜあそこなのか意味がわからないが、とりあえず今年も去年と同じ場所にした。幌平橋を左に曲がるとすぐのところに女の子二人がいた。「こんにちは」と言われたから「こんにちわ。最低な一日?」と聞くと、「はい」と言っていた。「おお、ありがとう」と言って三人で歩いた。よく考えたら、「最低な一日?」「はい」という会話意味わかんねえな。一人はカメラを持っていて、「撮ってもいいですか?」と聞いてきたので、いいよと答えた。二人は札幌のバンドが好きで、ライブハウスで出会ったと言っていた気がする。そんなこんなで目的の場所に着くと、すでに一人男の子が座っていた。「最低な一日?」と聞くと、「はい」と言っていた。意味わかんない何この会話。 最初に待っていたその男の子は旭川から来ていた。ライジングのチケットが取れず、休みは取れて、札幌にきたという。「友達はビアガーデンに行ったので、僕はこっちに来ました」と言っていた。ビアガーデンいけよ。彼は学生時代、陸上で1500mをやっていたらしく、センゴという名前に勝手にした。センゴは「コンビニ全然ないですね、、、なんか買ってくればよかった」と嘆いていたので、僕のビールをあげた。喜んでいたが、スマホのケースはマイヘアだったから、マイナス1500ポイントだ。 そして15時15分くらいに僕たちは気づいた。 「やることがない。」 持ってきたパソコンからとりあえずの音楽。ギター持ってきたけど、ライブするってほどでもないし。でもまあ、そもそも今日最低な一日だからいいか。みんな開き直っていた。少しの笑いがあればいいかって、そんな感じだった。 ゆっくりと、だんだんと、不思議と人が集まる。みんな、とても言葉では言い表せない顔つきでくるもんだから面白かった。「最低な一日です