走る快速エアポートの中より
東京に向けて札幌の部屋を出発。 明日は代官山UNITで、自主企画「ノロシヲアゲロ6」が控えてる。会場入りする時間も早いので、今日のうちから東京に入る。 ゴールデンウィークはいつも、新宿JAMのJAM FESに出ていた。もう、何年も出ていない。1日に3回、昼と夜と早朝、心も身体もすり減らしながら何度もステージに立った。朝方5時、新宿JAMに120人のお客さんがボイガルのライブを見にきてくれた時の光景は、今も覚えている。 ステージにいられなくなり、最後の曲がまだ終わるまえにステージを降り、号泣しながら過呼吸になりながらあの狭い廊下に倒れこみ、そんな俺を泰雅くんが抱きしめてくれていたのも覚えている。 それでも、飛行機代のバカ高いゴールデンウィークに東京に行き、どこを観光するでもなく朝から晩までJAMにいて、時には朝から朝までJAMにいて、スタジオで仮眠して、漫画喫茶でシャワーを浴びて、最後みんなで号泣していたあの日々が、今でも俺の手を引いてくれる。 2020年4月、自主企画「ノロシヲアゲロ4」を代官山UNITで開催予定だったけど、コロナの影響もあり中止にした。まあ、仕方なかった。仕方なかったんだあれは。 2022年3月、自主企画「ノロシヲアゲロ5」を大阪で開催した。4に出演予定だった、motherと花柄ランタンが出てくれて、3マン。あの日俺はライブで着るTシャツを、サポートメンバーのみんなに書いてもらった。 ユアキャンバスの発表をした日だった。 コロナ禍を彷徨いながら、何ができるか、今なら何ができるかっていう、そんな狼煙だった。何かを変えたかったのは事実だった。あの日のmother、そして花柄ランタンから、勇気をもらったんだ。 明日は自主企画「ノロシヲアゲロ6」、代官山UNITで開催する。もちろん、4のリベンジの気持ちも当たり前にある。あるけど、あの日と同じ出演者ではないし、俺たちには俺たちの現在地があるから、最新まっさらな気持ちで「6」を開催する。 4に出演予定で今回残念ながら出れないズーカラデルとサリバンとKiNGONSとは、またどこかで。mother、SEVENTTEN AGAiN、ナードマグネット、花柄ランタン、FINLANDS、ircle、ハルカミライは、中止になった4を超えて6まで来てくれた。そして新たに炙りなタウンと39degrees、なんにも気にせず、いつ