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「SONG FALLS TOUR」仙台

9月がもう2週間経っていることに驚いている。早いのか遅いのか最早わからないけど、「9月が2週間経っている」という事実にただ驚いている感じ。ということで、SONG FALLS TOURが始まった。
メンバーは朝一の便で札幌から仙台へ、俺はマネージャーの辻と二人で機材車で東京から仙台へ。久しぶりの東北道、仙台に着くまで色々な話をしたけど、「ベランダでダンス大会」と「六本木のドラえもん」いう話がとてもよかったな。バンドには全く関係ない話だけど、すごく笑わせてもらった。途中サービスエリアで買った焼きおにぎりが熱かった。
会場に着くとスタッフの皆さんが迎えてくれて、程なくしてメンバーがきた。やけに久しぶりに会う気がするのは気のせいなのかなんなのか、それぞれきっと心も身体もドタバタしていただろうけど、いつもの感じでおはよ〜と交わし、いつもの感じでライブハウスでの一日が始まった。いつも通りだ。
ソングフォールズというシングルを、届けたい。街を重ねたい。ぐちゃぐちゃでも、どしゃめしゃでも、一瞬を逃したくない。改めてそんな気持ちが強い。初日でもファイナル、出演してくれたThe Floorとircleに心から感謝する。踊る心の影で、もがきながら戦っているハヤトが見えた気がして嬉しかった。あれから聴くたび毎回泣いていたircleのあの曲、河内さんが優しくて昨日は泣かずに聴けた。
1年ぶりの仙台、忘れてしまった人もいるかもしれないけど、忘れずにいてくれた人もいて、知ってくれた人もいた。涙を流している人もいれば、隣でゲラゲラ笑っている人もいた。そのどれもが美しくて、そのどれもが最低で、そのどれもが最高だった。この瞬間は誰にも邪魔させないぞ、みんなと俺じゃなく、あなたと俺。仙台選んで本当によかったです。あ、そうだ、フライングサンのみなさんには結局怒られなかった、よかった。ほっ。
笑ってくれた、よかった。

次はいつになるだろうか。
県外から来たと伝えてくれた人、いしがきに今年は来ないのが寂しいと伝えてくれた人、明日就職試験と教えてくれた人、バスケの試合頑張ると宣言してくれた小学生のお兄ちゃん、親友のフック、勃発のケッタ、また会えるだろうか。こんな音楽でもいいのなら、俺でいいのなら、いくらでも幕をあげるよ。

朝方、東京に着いた。
電車も動いてなかったし、もうヘトヘトだし、とりあえず事務所で休もう…

あれもこれも残せていない

たとえいつの日か「忘れたいな」って思ったとしても、一生忘れられないであろう日々を過ごしているような気がする。9月が、ぐちゃぐちゃになっている。自分が今どこにいて、何をすべきか、わかっていてもわからなくさせられる。鏡に映ってるのは確かに自分だけど僕は君なような気もする。君は元気にしているだろうか。小さな街の小さなお祭り、そういうのでいいから穏やかな気持ちでゆっくり歩けるような時間を掬えたら教えてくれよ。

ソングフォールズ。
初めてだよ、こんな気持ちは。届けたいのか贈りたいのか、聴いてもらいたいのか見てもらいたいのか、笑ってもらいたいのか泣いてもらいたいのか、そのどれでもない気もするし、そのどれかな気もするし。たった15分で永遠を約束しようとするなんて野暮だけど、3センチ先なら照らせるような気がしていて、あまり考えすぎないように辺りを見渡すことにする。

あれもこれも残せていない。
続かない夜が落ち着かない。
繋げない手が離れない。
歌うこと諦めない。

恍惚、僕らの日々は、君のためにあるのだ。

ろくでもないブルース

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(撮影:はな)



結局携帯も変えれなかったし、インターネットをつなげる申し込みもしなかった。そして、今月は一曲も書けなかった。たったの一曲も。こんなことがあっていいものか。ダメに決まってる。情けない。でも、何度も何度もギターを抱いてノートとペンを目の前にしてみても、最後までたどり着くことはなかった。そのたびに悲しくなって、もうこのまま一生曲なんて書けないんじゃないかと思った。「曲の作り方を忘れてしまいそう」と相談すると「そんなもん最初からないぞ」と言われて、あ、そっかって思って部屋で少し泣いた日もあった。深呼吸を浅めにしてみると、その矛盾に少し救われた。ステージに立てばどこまでもいける。きっと、みんなわかってくれる。

曲は書けなかったけど、「Radiotalk」と言うアプリを見つけたから、趣味程度に一人でラジオを始めてみた。『あいつの声がする』と言う番組で、これから少しずつ時間を見つけて配信していこうと思う。アプリの性能上、1枠12分という絶妙なタイム感。携帯で聴きながら他の操作もできるし、こちらが消さなければ配信したやつは残っていく。俺は俺のやり方で、俺のやりたいことを形にしていこうと思う。興味のある方はぜひ聴いてください。もちろん、メンバー4人でやってる「ボロドンバーン」もある。FM NORTH WAVEで毎週水曜夜9時から。たくさん曲もかかるし、ライブの話とかを直接届けれる。ライブハウスでは見せることができない一面を声だけではあるけど届けれる。ぜひ聴いてください。この前は俺が出れなくて3人での生放送だったけど、みんなたくさん喋っていてよかった。俺がいると結局俺がたくさん喋ってしまうからみんなが話す隙がないんだなと反省、と同時に3人の普段の感じが垣間見えて嬉しかった。いつも何かあれば3人は喫煙所に行く。きっとこんな感じなんだろうなと思った。
Rock isというwebマガジンで、月一の連載をさせていただいている。毎月、最後の水曜日22時に更新される。内容は、10曲のプレイリストを紹介するもので、月と月をまたぐ直前で更新される。その一ヶ月の自分の中にあったものと、いつかのその一ヶ月にあったものと、直に来る次の月を迎える準備で、10曲を決めている。「ワタナベシンゴの10を持て」という連載名。どこかで誰かがこの10を持って、悲しいピストルなんかに負けないで今日も生きてい…

ムロフェスとFSR

7月21日

東京はお台場にて、野外フェス「MURO FESTIVAL 2018」に初めての出演。灼熱、それはあまりにも灼熱でした。36度を超えているであろう気温、そして嘘のような快晴。札幌は20度くらいだったのに。さすがに一気に15度近く気温が上がっている直射日光の真下は、やられた。だがしかし、条件は皆一緒、全て味方にできる自信があった。
自分たちの出番が来るまで会場をウロウロしながら、数組ライブを見る。野外てやっぱ不思議な力があるなあと思った。普段なら、あのバンドはこうだったなとかこういう気持ちで今日はやるかなとか色々考えるわけだけど、この日は「これ絶対空綺麗になるやつだな」とか「電車走ってるのかっこいいな」とかばっか考えれて、それが確実に良かった。自分が今いる場所を決して見失わないように、決してないがしろにしないように、なるべく誰も傷つけないように、なるべく誰よりも冷たく歌えるように、そんな風に25分を過ごせた気がする。多分、かっこ良かった。
この日はハルカミライとShout it Outくらいしか話せる友達がいなかったけど、彼らは彼らで友達が多かったので、俺たちはほぼ機材車で過ごした。機材車は涼しかったな。
今回、PA(音響さん)をリンくんに頼んだ。俺の新しい友達、仲間だ。リンくんは下北沢近松で普段PAしてるんだけど、俺たちがボンサイレコーズのバンドになって東京行けば近松に遊びに行くようになって、そしてもちろん近松でライブもして、出会った仲間。今のチームになって、初めての東京での野外フェス。リンくんを連れて行くことにした。リンくんは、言葉数が少ない。そもそもそんなに話したことがなかった。でも、なんか、一緒に戦っていけるメンバーなんじゃないかなって漠然と思っていた。7月6日にShout it Outと近松でツーマンをした時、終わって俺が帰る時にわざわざ上まで見送ってくれて「ムロフェス、お願いします。今日めっちゃ良かったです、俺もやりやすかったし。お互い成長してるんすかね。」なんて笑って話してくれた。それが嬉しくて、「ムロフェス優勝しようね」って言って別れて、ムロフェス当日に俺たちは再会した。
ムロフェスでのライブが終わった後、機材車で二人で長いこと喋った。ライブや、音の、いろんなことを。今までこういうのあまりなかったから、なんか所謂ツアーバンドみたいで、嬉しか…

モリシマとの日

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7/16苫小牧


八戸出身、東京在住、モリシマ。モリシマは、俺の大切な友達だ。そんなモリシマ主催のイベントに出演した。大切な友達のイベントだから出演した。ただそれだけだ、なんか文句あっか。イベント名は「OUT OF OUR SHELLS -WE UNITE-」。長いし、微妙に読み方が難しい。いや、難しくはないんだけど、なんか、シェル…シェルズ?ス?みたいな気持ちになる。ユニッ…いや、ユナイトか…みたいな気持ちになる。長いし何か微妙に難しいので、以下「殻破り」と表記します。

今回の殻破り、八戸と苫小牧の2日間の開催だった。7/14八戸&7/15苫小牧。7/15苫小牧に出たバンドのうち、我々以外の4組は八戸も出演していたようだった。モリシマの、初北海道企画。八戸出身&在住バンドたちは初北海道。苫小牧のBANGLANG。うむ。気持ちが溢れていたなあ。
今更言ってもどうにもならないが、もっともっと俺にできることがあったように思う。久しぶりに、後悔をしている。後悔というか、何というか。この気持ちは何だろうな。
ブレスト以外の3組は14日の八戸が終わってすぐフェリーに乗り込んで翌朝苫小牧についていた。ブレストは確か15日もライブがあって、学祭だったっけな、それが終わって15日の夜にフェリーに乗り込んで16日の朝に苫小牧についていた。

そして16日、苫小牧でライブして、その日の最終のフェリーで全員が八戸に帰って行った。ブレストは高校生で、17日の朝から球技大会があったらしい。0泊3日の初北海道ライブだ。

どんな気持ちだったんだろう。向こうから来たブレストも、ウィズアスも、オニビリも。いい夜だっただろうか。今も忘れていないだろうか。北海道のバンドとしてあいつらに何を見せれたんだろうか。あんな日こそ、たくさんの人に見せたかった。ただただ自分たちの力が足りなかった。エルキューブは、ガラガラだったんだ。だけどね、この日の俺たちは、自分でも信じられないくらいいいライブをしたの。全く覚えてないくらいだから。ずっと嬉しかったんだ。
モリシマが札幌じゃなくて苫小牧でやった意味とか、そこに俺たちを混ぜくれたこととか、「トリはバングにやってもらいます」って力強く話してくれたこととか。1秒を遅くしたかった、もっと。駆け足で過ぎていく俺たちの日々に、手を広げて、止まれー!って叫びたかったよ。

ロ…

鹿の散歩

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ずいぶん経ってしまったけども、7月15日のことを思い出しながら。


JOIN ALIVE、今年は出演できず。俺はアコギを持って二日目、レンタカーで向かった。ホームページにもタイムテーブルにも存在しない「鹿ステージ」をやりに。だんだんと雨が強くなっていく中、下道が続く。会場に着いて駐車場に入ると、田んぼのようになっていた。

今年の鹿ステージは心強い味方が一人いた。会場の隅っこにある「オルタナティブガーデン」というエリアを仕切っている吉武さんという人だ。俺は特別に許可を頂き13日に設営中の会場に向かい、オルタナティブガーデンにいる吉武さんに会いに行った。そこで15日のタイムテーブルなどを確認して、いろんな時間とかを考慮してすり合わせて、鹿ステージをオルタナティブガーデンで敢行することになった。もはや、鹿ステージなんだかオルタナティブガーデンなんだかって感じだが、「鹿ステージもオルタナティブガーデンも、どちらも決して壊すことなく」という共通認識が俺と吉武さんの中であったので、怖いものなしだった。時間は夕方からを予定した。

15日当日、会場について鹿ステージの予定時刻まで時間があったから、-KARMA-のライブを見た。札幌の高校生、秋のツアーにも出てくれる。楽しみだった。登場SEと同時にスコール、あいつらはニコニコしながらオンステージ、ばかやろう。そのままスコールは30分止まず、ライブ終了とともに止んだ。ちなみにその日、それ以降雨が降ることはなかった。人はこれを、「カルマの悲劇」と呼ぶ。何もかもベシャベシャになったため、一度車に戻りエアコンをマックスにして熱風で乾かしてると、レンタカーのバッテリーがどうやら上がってしまったらしく、救援を呼んだ。俺はこれを「カルマの悲劇」と呼ぶ。
車も無事に直り、一瞬の隙を見てベルベットサーカス横で鹿ステージを開催。もちろんしっかりとイベント運営チームとやり取りをして決定。ベルベット横が、鹿ステージの生まれた場所だ。鹿を見つけてベルベット横に連れて行き、数曲。




夕方になり、鹿をオルタナティブガーデンに連れて行く。アコギを背負い、カートに鹿を乗せながら移動する様は、子連れ狼そのものだった。到着してオルタナティブガーデンにて、一回目。ばっちりステージ作ってくれてて少し照れくさかったけど、吉武さんの愛を感じた。嬉しかった。「サマー・オブ・ラブ」を歌…

見つからないまま

こんなことって、ある?ってことが立て続けに起きている。
いいことも、悪いことも、嬉しいことも、悲しいことも。どうすればいいのか、ずっと考えている。何ができるのか、ずっと考えている。どこにあるのか、ずっと探している。でも、見つからないんだよ、畜生だ。自分の中から生みだしたもの創り上げたものを、発信するのが俺の生活の主だ。だけど、発信ができない。見つからないのだ。 一人の人間、一人の男、一人の29歳が。
今はね、 気持ちのいい風が吹いている。 午前中から始まったひとつ目の仕事を終えて、今は喫茶店でコーヒーを飲みながら、たまに窓の外を見ながら、これを打ち込んでいる。平和だなあ。


東にも西にも、今すぐ飛んで行きたいよ。 全部すっ飛ばして、全部大丈夫にしたい。
でも、俺にはそれができないのだ。 見つからないのだ。