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とにかくやってみよう

首が痛いし、足も痛い。原因不明の擦り傷の存在に、シャワーを浴びると気付く。歯ブラシに手を伸ばした時に鏡に映ったアホ面のおでこが赤くなっている。ライブの翌日ってやつが確かにそこにあって、ロックの神様をぶん殴ってやりたい気持ちになった。


昨日6月27日、無観客配信ワンマン「ボイガルがいる」を見てくれた方に心から感謝します。30日の23:59まではYouTubeに残ってるので、何回でも行ってみてください。

会場入りから本番開始直前まで、本当にギリギリまでチームボイガルとチームスピリチュアルラウンジとチームHEXPで力を合わせました。
音は松本さん、幾度となくボイガルの音をやってくれてる。今回は難航した、が、何度も何度も確認してここだ!ってのを見つけれて。松本さんほんとすごい。スピリチュアルのPAやまっちにもサポートしてもらった、ありがとう。照明はスピリチュアルのつばめさん、出会って10年くらい経っかな、僕の要望に対してたくさん答えてくれて感謝です。
映像は、はなちゃんとHEXP阿部さん。1曲目、はなちゃんカメラの1カットでグッと始めてから2曲目以降HEXPの阿部さんの持つカメラも加えて一気に加速させました。バッキバキのスイッチングは、マネージャーの辻が。辻はすべてわかってるし、隣にはHEXPの千葉さんがいるから何も心配はなかったな。歌詞を出してくれたのは福岡さん、もはや歌詞岡さん。
そしてスピリチュアルラウンジ店長の新保さんが、後ろでどんと構えてくれていました。

僕らは、全員でライブをした気がします。
越えていきたかった。





8月23日から予定していた全国ワンマンツアー「少年少女の星屑」は、予定したいた13公演すべて中止にしました。間もなく発売になる『大切にしたいこと』というアルバムを持って、バラバラの場所でバラバラになった星屑を取り戻し見せ合い重ねたかったツアー。今のこの情勢考えた時に「俺には無理。このツアーに関しては、それだとちょっと違う」と、素直にそう思って、中止を選びました。

だけど、他に絶対ある。
幻となって消えかけてしまって星屑を、取り戻しに行ける方法が絶対にあるはずと、探しました。



見つけた答えは、“無観客で生配信で全国ワンマンツアーを回る”です。ツアータイトルは、《少年少女の灯火》。

ただ、ボイガルは本メンバーは僕だけで、サポートメンバーに力を借りている状…

ミッキーマウスマーチみたいに

夕方くらいから天気が段々と怪しくなってきていた。
配信ライブが終わり、会場だったmoleを出ると向こう側で雨の音がして、そこで楽屋に傘を忘れてきたことに気付いて取りに戻った。




「ボイガルがいる」から、もう1ヶ月くらいが経つ。moleの匂いは、「もぐらのあな」ぶりかな。あっという間に季節が過ぎて行く。僕は最後の出演者だった。ライブの出番が終わり、楽屋の奥の隅っこでアニーさんとカメラマンのはなちゃんと、ふーっとひと息ついていた。程なくして別会場で出演だった奥山漂流歌劇団の京くんも来て、4人で話をしていた。アニーさんと京くんが「ジャガイモはいいぞ」という話を熱弁していた。僕はそれをヘラヘラ聴いていた。はなちゃんはソファーに座らず地べたに座ってヘラヘラしていた。

僕はブログを書くよ、京くん。



左手に裸のマイクスタンドを持って、右手に傘を持って、水たまりも気にせずに晴れやかな気持ちで帰った。久しぶりの雨で、嬉しかった。詰まりに詰まっていた日々に、光が射すような気がして。ライラックの香りがしてふと顔をあげると、雨に濡れてキラキラしたライラックがそこに咲いていて、少し立ち止まる。

雨の音とその優しい香りに包まれて、ゆっくりゆっくり帰路を辿る。
気持ちよかった。




家について、手を洗ってうがいをして、水を一杯飲む。
ちょうど電話が来て少し話して電話を切ったあと、ふと、ミッキーマウスマーチが頭の中で流れた。

雨が降るとやっぱり、嬉しい気持ちになる。
言葉の中にある優しさに気づけるようになる。





とかなんとか思いながら焼きそばを作って食べて、シャワーをさっと浴びてごろごろすると、ゴロゴロと遠くで雷の音がする。ごろごろにゴロゴロを被せるな。段々と近づいてきてたけど、僕の住んでるところでは近くでドーンとはならなかった。それよりも自分のお腹のほうが鳴り続けていてそっちの方が怖かったな。ぐるぐる。

せっかく眠ろうと思っていたのに、そのせいですっかり目が覚めて、この時間。
でも今日はもう寝れそう、明るくなる前に目を閉じよう。大丈夫。
午前3時8分、いい調子。


明るくなって目が覚めたら、明後日の水曜日に通販でダウンロード販売になる「ボンサイに水」の2曲目をまたイチから作らないといけない。あ
なんでかって?
昨日、「パソコンの容量もやばくなってきたし、これは仮データだから消していいやつだから消そう」と…

東の太陽

そろそろ飽きてきた、そうめん。
ちょっと前まで米を炊いてドバッと食べるみたいなことを続けていて、圧倒的に動く量減ってるからちょっと顔丸くなってきて、まずいなと思って、最近は主食をそうめんに変えた。

でも、そろそろ飽きてきたな、そうめん。

普通にめんつゆにつけて食べると、夏みたいな気持ちになって美味しいし。
油そば仕立てにして食べる方法もマスターしたからそれも美味しいんだけど、飽きてきた。あと2束残ってる。今日はその2束を食べて、月曜日から米は解禁しよう。


卵は好きだから、どんな料理でも嬉しい。米だろうがパンだろうが麺だろうが。
だけど、卵を食べるとすぐお腹壊してしまう。食べてご馳走様でしたってして、食器下げたらもうトイレみたいな。実は自分の身体には卵は合ってないのかなあ。なんて考えつつも卵を食べる。そうめんと卵ばっかり食べてるな。



カレーとかキムチとかもとっても好きだけど、ご馳走様と同時くらいにトイレ。
わかってるのに食べてしまうな。
わさびとかからしとか唐辛子とか、そういう類の辛いのは基本的に苦手だ。





今日も雨は降らなさそうだな。
東から眩しい太陽がぐんぐん上がってきてる。

なーんか、良くない気がしてる。人と話してなさすぎるし、入ってくるものも出していくものもない。もっと自分から開いていかないとダメだ。
その上、できないことがあると物に当たりそうになるんだよなあ、、、小学生かよ。

深呼吸、深呼吸。
日の光を浴びて、散歩とかしようもっと。



今日は夜、ライブする。

目を閉じて、イメージをする。
悲しくないように。



時刻は午前4時58分。
言葉ってほんとに、難しい。

コントロール

基本的には暖かくて晴れてる方がいいけど、適度に良い間隔で雨の音が聴きたいと思うのはわがままだろうか。雨が降れば試合は中止になるし、出かけることもできないし、靴も濡れるから、良いことはあまりないんだけど。でも不思議なもので、雨の音が聴こえれば、深夜の暴走車のエンジン音も上の階のドタバタも鳴り止まないサイレンも、少しは許せてしまう自分がいる。曲も、晴れてる日より書ける。決して晴れやかじゃないけど、落ち着く。

あーそうだ、米がなくなったから、買いに行かないと。



ここ最近は、日中は電話やZOOMなどを繋げてスタッフ陣と言葉と思いを交わして重ねて、それが終わったら一旦自分で考えて、そしてそこから新たに思いついたり気持ちが変わったりしたらすぐまた繋げて言葉と思いを交わして重ねて。だけど常にギターは隣に置いて、自分から歌が生まれることも決して諦めないで。全部を、なるべく逃したくない。いつ、なにが目の前に現れるかわからない。そして、それがいつ消えてしまうかもわからない。自分しかいないバンドのこと、自分で零すわけにはいかない。




今までやってきたようなライブはないけど、今だからやれるライブはある。今までもやってきてたことが、今だからこそより響くことになってたりもする。この2ヶ月半、いくつかの配信ライブと、いくつかのキャンペーン、ツイキャスでの毎週のラジオや、ひとりでの宅録。奮い立たせてくれたのは紛れもなくお客さんの力です。こんな日々でもメンバーがいないバンドをこうしてやれているのは、SNSや配信時に届く声に本当に力を貰っているからです。


延期になった3枚目のアルバムの発売まであと1ヶ月と1週間。
本当にたくさんの人の大切にしたいことが、このアルバムに詰まっている。こんなの内輪話だけど、でも、本当にそう思ってる。だからこの「大切にしたいこと」というアルバムを、これからは、このアルバムに大切にしたいことをくれた人の、その何倍もの数の人の大切にしたいことに変えたい。届けたい。誰かの大切にしたいことがこの作品になったから、この作品を誰かの大切にしたいことに変えたい。ノイズも入ってて、曲も単調で、コード進行もありきたりで、心に染みるような共感できるようなラブソングもないけど、この作品を届けたい。







ずっと考えてる。毎日、ずっと考えてる。



この先のこと。延期したツアーのこと。
緊急事態宣言が解除さ…

ガリバタ豚焼肉&スタミナ唐揚丼

身体がバキバキ悲鳴をあげるくらいまで生きまくった4月30日だったはずだけど、結局、カラスがカァカァ鳴き始める時間まで眠れず、6時前くらいに眠った気がする。
カーテンの向こうがもう明るいのをなんとなく感じながら、起きたら夕方かもなんて少し期待してアラームをかけずに目を閉じたけど、10時過ぎに目が覚めた。




地元の友達が何人も夢に出てきた。
安酒場であーだこーだ言いながらいつものメンバーで飲んでる夢だった。
いいだけ飲んでだいぶ深い時間になってきた頃、僕が水を飲んでいる時けーちゃんが突然「貴婦人の形」というギャグで笑わせてきて、飲んでた水をブハァってしてしまって、やめろよ!!なんて笑っていた。それを見ていた健太が「やべえ、給湯室じゃん!久しぶりにやるべ!!」と立ち上がり、けーちゃん以外のみんなでそれぞれ水を含んだ。嫌だ嫌だ言いながら、僕らは水を含んで、けーちゃんはニヤニヤしている。

北海道中標津町育ち。
中標津中学校という中学に通っていた、2001年から2003年。すきま風びゅんびゅん、廊下は白い息、雪の日はなぜか廊下にうっすら雪積もってる時もあるような、ボロボロの校舎だった。そんな校舎の3年生の玄関のすぐ横に給湯室ってのがあった。こうやって打ってるだけであの頃の給食の匂いがするような気がするな。
その給湯室で僕らはいつも、みんなで口に水を含んで、一人が笑わせて、水を含んでる人は吹き出さないように笑うのを我慢するという遊びをやっていた。
そこで幾つものギャグが生まれたが、けーちゃんが「貴婦人の形」というギャグをやった時があって、あれはほんとに衝撃的だったんだよなあ。
前の日にけーちゃん家でみんなで遊んでる時に、「貴婦人」って書いてる甘納豆をみんなでおやつとして食べてて。その甘納豆の形を、次の日の給湯室で出してきて。最初何かわかんなかったけど、「昨日の甘納豆覚えてない…?」ってけーちゃんが言った時に全員ブハァァァア!!!!!!!みたいな感じだった。

健太はそれをパッと思い出し、「給湯室やるべ」と提案してきた。



…というところで目が覚めたんだけど、びっくりするほど眠くもないしびっくりするほど目覚めがいいので、今これを打っている。友達は元気にしてるんだろうか。






昨夜はTHE BOYS&GIRLS、実に3ヶ月ぶりの札幌でのライブ。
会場は札幌moleで、最初からお客さん…

待っていること

なるべくコンパクトにまとめて、なるべくわかりやすく、文を入力してみようと思っています。さて、どうなるでしょう。



とりあえず、THE BOYS&GIRLSは6月いっぱいまではお客さんを入れてのライブがありません。
7月は、予定しているのはもちろんあるけど、今後の状況によってはどうにかなっちゃう可能性も大いにあると、そんな風に思います。

4/29(水)に発売予定だった渾身の3rd Album「大切にしたいこと」は、7/1(水)に発売延期となりました。渾身の、本当に渾身の思いで完成させることができたアルバム。この4月に、お店に並べたかったけど、断念しました。ジャケットには、みんなから届いた“大切にしたいこと”の写真と赤いコンバース。歌詞カード開けば、俺の歌詞と、俺の大切にしたいことが詰まってます。完成品はもう手元にあって、実家には先に送ろうと思う。

発売延期になってしまったけど、4/29から、いわゆる『サブスク解禁』ってことで、各サブスク配信ツールにて全曲先行配信スタートします。当初は、サブスクの配信はCDが出てからにしようと個人的に思っていたけど、転換。先行配信という形でサブスク走らせることにしました。ガンガン聞いてください。そして、7月になったらCDを手にしてほしいです。


まあ、この辺は、ひとつ前の投稿に書いてるから、大丈夫か。





4/30(木)
無観客の状態で、THE BOYS&GIRLSは「ライブ」をします。今流行りの、無観客配信ライブってやつです。THE BOYS&GIRLSのYouTubeチャンネルから、当日21:00に開演。久しぶりに、本当に久しぶりにバンドで音を出します。

「配信ライブ」というものに対して、人それぞれ、色んな印象を持つと思います。
配信でも見れて嬉しいとか、配信じゃなくてライブハウスで見たいなとか。だから、よっぽど嫌な人がもしいれば、見ないでください。それだけのことです。
「配信ライブ」ってものに不信感を抱いてる人もいると思います、全然見なくて大丈夫です。Twitterとかみたいに、見たくなくても勝手に飛び込んでくるものってあるけど、今回に関しては自分の意思でボイガルのYouTube開かなきゃ見れないから、ご安心を。

ただ、誰がなんと言おうと、俺は、ライブをします。約束します。
絶対にライブです。画面の中だろうがなん…

この先忘れないように

4/29(水)に発売予定だった3枚目のアルバム「大切にしたいこと」は、7/1(水)に発売日が延期となった。
5/9(土)に代官山UNITで開催予定だったTHE BOYS&GIRLS企画「ノロシヲアゲロ4」は、中止に決めた。
5/16(土)から始まる予定だった全国ワンマンツアー「少年少女の星屑」は、最終日の8/23(日)札幌mole以外の公演がすべて延期となった。新たな予定として、8/23の札幌mole公演を初日にする。

その他にも、たくさん。現状で決まっていた3月から6月までの分はとりあえずすべてなくなった。発表されていなかったものも含め、結構な数。気持ちを日々立て直す。


トモフスキー聴いてる、最高。





毎週、「あいつの声がする」を生放送している。
ツイキャスというツールを使って、ひとりで部屋からどこかの知らないあいつに向けて話してる。ひとりラジオだ。どこかの知らないあいつの声が、こちらに届いて、それをまたどこかの知らないあいつに届けている。先日は、発表延期になってしまった3枚目のアルバム「大切にしたいこと」から“ビーアライブ”という曲を聴いてもらった。ちゃんと、ラジオのように、本来の音で自分の手で再生させて、自分の声で曲紹介をした。
ライブがなくなった今、それぞれのアーティストが、いろんな届け方や動き方を模索しながらやっている。僕は、この方法を、そのひとつして選んだ。部屋で歌ったりは、基本できない。THE BOYS&GIRLSのワタナベシンゴとして、今できることを、真剣に向きあい、ときにふざけて、ぶん投げる。






「カーテンコール」という曲が、次のアルバムに収録されている。
昨年できた曲で、大切な曲だ。
MVを撮りたくて、どうしても、松居大悟さんな撮ってもらいたいと思って、ずっとお願いしていた。さて動き出そうとなった矢先、この状況になった。僕は札幌を出れないし、松居さんも札幌に来れない。外でのロケなどはできない。うーん。

先日、松居さんから電話がきた。

「在宅で作ろう。みんなから、部屋の風景や部屋から見える風景を動画に撮ってもらって集めるんだ。それを組み合わせる。もちろん俺も撮るし、シンゴも送ってほしい。この曲だからできることだし、今のこんな状況だからこそ成立すると思うんだ」と言ってくれた。

嬉しかった。
この曲のこと、松居さんはよくわかってくれてる。

きっとまた会える頃に

めちゃくちゃ長い、本当にくそ長なブログを打って、全部消した。
今までの思い出や、悔しかったこと、嬉しかったこと、ただただ連ねてスクロールがすごいことになったところで、そういうことじゃないなって思って全部消した。




ボロボロのソファーだけが残った楽屋で、「汗とか酒とか、大量に浸み込んでるんだろうなあ」と言ったら、ゆっきさんは「そうだな、汚えなあ」と笑っていた。「この壁、俺とアニーさんで塗ったんだよ、19かハタチの頃だった」と言っていた。

あのトイレで、何度吐いたかな。酒の飲み方もろくにわからず、楽しくて、後悔して。
COLONYでの思い出は全部、泥水のように汚いものばかりだな俺は。
みんな、話すことは全部過去のことだった。でもみんな楽しそうだった。みんなマスクしてて、表情は全部はわからなかった。それがよかったのかもな。

吉井さんが、黙々と脚立に登っていた。







札幌COLONYがなければ、もっとお金もあって綺麗な家に住んで穏やかな人生を過ごしていただろうなと思う。札幌COLONYさえなければ、変わっていたんだろうなと思う。

札幌COLONYさえなければ、こんな気持ちになることもなかったなと思う。





昨日、家に帰って、酒を飲んで酔っ払った。


きっとまた会える頃に、音楽は鳴り始める。
それまで、本当のさよならだ。

一生寝てろ

根室HYWATT HALLの店長、カズマが死んだ。
21日の朝、FREE KICKのゆうきさんから連絡がきて、少ししてから俺はマーチンに連絡をした。それから少ししてからカイトとトモヤさんとケントにもラインを送って、そのあとKiNGONSの半ちゃんにラインをした。



SET YOU FREEで2014年9月に道東ツアーを回った時、ワールドピースのもっちが死んだ直後だった。あの時はKiNGONSが4ヶ所一緒で、白糠と根室と中標津と釧路だったかな。中標津のライブ終わった後はKiNGONSの半ちゃんとkjさんが俺の実家に遊びに来て、みんなで朝まで騒いだ。HYWATT HALLに初めて行ったのも、あの時だったな。「歩く日々ソング」のMVは、その時の模様で構成されている。
その年の12月、爆弾低気圧により高潮が街を襲い、海沿いにあるHYWATT HALLは浸水し、オープン半年でまたゼロに戻った。その時、名古屋でライブだった俺たちは、その日から「HYWATT HALLの復活を祈るぜノート」を物販に置き始めた。
2ヶ月余りで復活したHYWATT HALLにそのノートは渡した。

2015年、8月。喉を壊して歌えなくなり、根室でのライブをキャンセルした。その時もKiNGONSが一緒だったんだけど、俺たちは、俺のせいで出れなかった。その日、HYWATT HALLのマーチンがライク・ア・ローリング・ソングを歌ってくれたらしい。半ちゃんがリアルタイムで教えてくれた。あとはハイワット主催の野外ライブも。俺たちが出れなくて、スリーピーの成山さんがピンチヒッターで出てくれて。ボイガルがずっと流れてるよって、成山さんが教えてくれたな。

2017年8月、ボイガルは「拝啓、エンドレス様」というアルバムを出して、そのツアーで10月に根室HYWATT HALLに久しぶりに行けた。FREE KICKと、cult grass starsと、マーチンがやってるSHIN50 MARTIN BANDと。あの日、cult grass starsのレイジがかっこよくなってて嬉しかったな。元気にしてっかな。マーチンが卓で拳あげてて嬉しかったな。あの日ライブが終わって、わりとすぐ俺たちは中標津の実家に帰らなきゃいけなくて、車を出す時、カズマが俺に「シンゴくんは残るっしょ?飲むっしょ?」っ言ってきたのを憶えている。「飲まねえよ…

どんな人にも言えること

16日に、専門学校ESPエンタテインメント大阪の卒業制作イベント「DIPLOMA CIRCUIT 2020」に出演した。このイベントは、様々な分野での音楽業界を目指す学生たちが二年間通った専門学校の卒業制作として行われているイベント。学校周辺のライブハウスを使い、様々なアーティストを呼び、全会場でライブが繰り広げられてるもの。
照明も音響も受付も制作も、すべて学生がやる。僕にとって、初年度開催の2013年からずっと大切なイベントだ。

当日、会場入りして11階の楽屋に案内され、エレベーターを出たところに二人の学生さんがいた。挨拶をしたところで、その一人の子が涙を流していたものだから、どうしたの?と聞くと、「目標にしていた動員数、1500人を越えたみたいです」と言った。すごいことだ。用意していた来場者用のリストバンドは、なくなったらしい。

ボイガルは、この二日間開催されたイベントの、最後の出番だった。

ステージに上がり、転換をしたとき、メインの音響をやってくれる男の子が僕のマイクのケーブルをきれいにしてくれた。「多分ぐちゃぐちゃになるから、なんとなくでいいですよ」というと、「いえ、やらせてください。気持ちよくライブしてもらいたいので」と、真っ直ぐな目で笑って僕に伝えてくれた。それだけで泣きそうになった。名前を聞くと、キタダですと教えてくれて。僕とキタダっちは、出会って30分で共にステージを創らなきゃならない。だけど、それだけでもう十分だったな。


僕に何ができたかなと、一週間以上経った今も、ふと考える。
状況は変わる。夢も、目指すところも、きっと変わる。
だけど僕らがいたあの二月の真ん中に、嘘なんてなかったってことだけは、どうか忘れないでいておくれ。





楽しみにしていたこと、
わくわくしていたこと、
不安だったこと、
癒えなかったこと、
言えなかったこと、

積もった雪のせいで冷たくて重くて取り出せなくなったなら春を待とう。
本当は今すぐがいいけど、そうもいかないことだってたくさんある。

目に見えない怪物が、目に見えないスピードで、僕らの標をへし折っていく。
あとほんの少し高くて、ほんの少しだけでも頑丈なものだとよかったけど、そこまでの知恵も力もなくって。今はこれが最大で、みんなには申し訳ないな。でも、例えこのまま平凡なままだって、もう少し抗って進みたいと思っている。きっと…