最近
2023年の4分の1が、あっという間に終わっていた。はや。
ENDROLL AFTER SCHOOLから、1ヶ月経ってる?うっそだあ。
「みはるの頃」配信リリースしてもうすぐ2ヶ月?またまたあ。
駆け足すぎる。このまま気づいたら40歳になっているのかなあ。
最近、毎ライブ、泣きそうになる。
その日がどんなイベントか、そこがどんな場所か、共演者たちがどんなライブをしているか、仲間たちがどんな表情をしているか、とか、一つのステージに纏わるあらゆることをなるべくこぼさないように自分の中に染み込ませて、マイクに向かっている。今までもそうしてきたつもりだけど、最近、特にそれが自分の中で強くできている。強くできているってなんだろう。
でも、強くできている。そんな気がする。
自分は、ロックをやっている。ロックが好きだから。
だから、ロックを好きな人たちにもっともっと見てほしいなと思う。こういうロックはどうだろうって。
そして、ロックが好きじゃない人にももっともっと見てほしいなとも思う。こういうロックはどうだろうって。
音楽あんまり興味ないって人には、もっともっと見てほしいなと思う。こういう瞬間があるのはどうだろうって。
自分は札幌でロックバンドをやっている。
札幌でという言い方が合ってるかわからないけど、札幌で暮らしながら札幌を拠点にロックをやっている。ロックが好きだし、札幌が好きだから。
でも、今では好きな街がいくつもできた。ロックをやっていなかったら、こんなことは思わなかっただろうなと思う。
バンドは、13年目に突入した。
22歳ではじめたバンド、毎年色んな出会いがある。よく「何年周期でお客さんは入れ替わる」という話を聞く。何年だっけ、3年だっけな。そういうの聞くたびに、そうなんですねと言いながら「なぁに言ってんだか」と心の中で思っている。そういうこと言う人は、寂しい人だなと思う。ライブハウスに来なくなった人のこと、自分のライブに来なくなった人のことを、なんだと思ってる?
入れ替わるもクソもない。みんな生きている。死んでしまった人もいる。
好きな食べ物も嫌いな食べ物も変わる。人生も変わる。
生活が変わりリズムも変わる。大切にすることの優先順位も変わる。体調も変わる。病気にもなる。
ボーイもガールも、なんだってんだ。
飛びたきゃとべばいい。泣きたきゃ泣けばいい。上げたきゃ上げればいい。笑いたきゃ笑えばいい。同じリズムで腕を前後に振る必要もない。もっと不細工に、もっと感情のままに、そこにいればいいし、いてほしい。
そんな客席に、泣きそうになる。色んな人がいる。対バンやイベントによって、そりゃ雰囲気が変わることはあるけれど、大方、基本的に、ボイガルのライブの客席は性別も世代もバラバラで、それがすごく誇らしい。若者も、先輩方も、同じようにその瞬間に賭けてきた。音が鳴れば俺たちみんな横一列。ワンマンだと特に感じる、親子連れも1人で来てる人もオシャレしてきてる人も半袖半ズボンの人もスーツの人も。みんな同じように、それぞれの人生の中で偶然出会えた。偶然が必然なのだ。
この前、ラジオ局で会ったバイトの方が声をかけてくれて、「中学の先生がボイガルを教えてくれました」と教えてくれた。
「出張が決まってボイガルなかなか見れなくなります」と声をかけてくれた人がいた。
「今の彼氏と付き合えたきっかけが、ボイガルでした」と教えてくれた人がいた。
「亡くなった娘が好きだったと知り、ライブに来てみました」と教えてくれた人がいた。
いつでも、ひとりに歌うこと、忘れない。
誰のためでもなく、ひとりのため。
あの日からずっと、忘れてない。
だから、もっともっと、そのひとりに辿り着かなきゃならない。
THE BOYS&GIRLSで会いたい。
もっと音楽を、もっとライブを、もっと生きてる証を感じ合いたい。
明日から北海道ツアー。
もう泣きそうだ。
昨日、3年ぶりにシンゴさんの歌を聴きました。3年って長いのか短いのかわかんないくらい、シンゴさんは変わってなくて、一瞬であの頃の自分に戻ったような、でもやっぱり色々変わってて、ちゃんとシンゴさんも年老いてて(深みが増したと言うのでしょうか)、私もやっぱり年老いてて、、、。歌を聴きながらただひたすらに、歌い続けてくれてありがとうの気持ちと、月並みですが、明日からまた頑張ろうという気持ちになりました。変わらずに変わり続ける事ってすごいです!感謝です。夜に地下鉄に乗るのも3年ぶり。楽しい夜をありがとうございました、次はライブで歌を聴くの楽しみにしています!
返信削除深いのか浅いのかわかんないこと言いながら、歌いながら、どんどん年老いていこうと思うよ!生きてりゃ色んなことがあるさ。こちらこそありがとう
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