投稿

7月, 2019の投稿を表示しています

恋のマシンガン

イメージ
あまりにも濃かった。 まだ終わってはいないけど、7月、濃かった。 7月21日、幕張海浜公園、MURO FESTIVALに出演。 バンドが一人になることが決まり、そんな中で最初に声をかけてくれたのが室さんだったように思う。室さんとは何者かというと、渋谷O-Crestの店長さん。僕は室さんと朝まで飲み明かしたこともないし、深い話もしたことはない。だけど室さんは、節目節目でライブを見に来てくれて気にかけてくれていた。札幌のこんな芋バンドを。僕は未だにあの人がどんな人なのかわからない。ムロフェスに出ていたバンドのほとんどが、室さんとの思い出や室さんはこういう人だから今日はこういう日だとMCで言っていたし、呟いていたりしてるのを見たけど、僕は、室さんのことで話せることはそんなにない。「室さん、なんでボイガルを呼んでくれたんですか?嬉しいけど、なんでですか?」と言うことくらいだった。ただ、一つだけ、絶対誰にも言ってたまるものかという物語がある。僕と室さんだけの秘密の話がひとつだけある。もしも、「その時」が来たらこの話をみんなにする。その時が来たらきっと、僕は室さんと初めて、朝まで飲めるのかもしれないなあなんて思っている。 この日のサポートメンバーは、開とジオくんとユウくん、東京メンバー。それぞれのバンドのスケジュールでドタバタな中、本当によくやってくれて、頭が上がらない。かっこいい奴らだ。ジオくんとユウくんのやってるマイアミパーティは前日神戸でライブで、夜行バスで戻ってきてそのまま幕張に来てくれた。ありがとう。開も忙しそうにしていた。The Floorのヨウジとこうちゃんが、手伝いで同行、楽しかったな。はなちゃんも始発で札幌飛び出してきてくれた。 僕の知ってるやり方でやれました。言いたいことも言えました。あんなに開放的なライブハウスでライブができて、まだまだ知らないことがたくさんだなって思った。 7月22日、渋谷O-Crest、初めての場所、始まりの未来。 この日のサポートメンバーは、ふるしたさんと三角とポルノ、札幌メンバー。朝一の飛行機で札幌を出てきてくれた。会場入り前に1時間4人でスタジオに入る予定だったけど、彼らはその2時間前から3人でスタジオに入っていた。ふむふむ、なかなかやるじゃないか。 対バン

正反対の私たち

イメージ
例えば大きなステージに立ちたいとか、たくさんの人に聴いてほしいとか、憧れのアーティストと共演したいとか、まあ色々あるわけだけど。そりゃ、そういうことをやっているから、至極当たり前に浮かんでくる感情の一つで。 そしてそういうのは、どんどん口に出していくといいのもなんとなくわかる。心の中を言葉にして声にして口から出すと、不思議と近づくような、なんだかそんな気がする。 だけど、それとは真逆の、正反対のところで巻き起こることに気持ちを乗せることができなければ全くもって意味がない。意味がないというか、きっと近づくことはない。 「自分にとってこれは必要ない」「この人は合わない」「こういう言葉は取り込みたくない」というシャットアウトの判断を簡単にしちゃダメだというわけではなくて。そういうのはガンガン遠ざけるべき。疲れちゃうから。でも、ぼんやりとしてる未来をぼんやりと同じように見ている人がいるのなら、そんな空間や瞬間の最中にいるのなら、話は少し変わってくる。くーっ、人生って素晴らしい。 7/13.14の二日間、JOIN ALIVE内の「オルタナティブガーデン」というエリアで、歌を歌わせていただいた。もともと2016年に、鹿ステージと題してジョインの会場内で弾き語りをしたところから始まり、2017年にオルタナティブガーデンと出会いそこでやらせていただき、昨年もオルタナティブガーデンで歌い、今年もオルタナティブガーデンで。それまでゲリラ的に決行してきた鹿ステージだけれど、今年はオルタナティブガーデンの吉武さんから直々にオファーを頂いて歌わせていただいた。他にもオルタナティブガーデンに出演されたアーティストさんはいたけども、僕だけ告知は両日ともに当日となっていて、にもかかわらずたくさんの方が集まってくれて嬉しかったです。 教育大の岩見沢校の学生たちが中心となり存在しているあの場所が、気づけば僕はジョインの中で一番好きな場所になっていました。 昨年よりもっといい場所になるように、ジョインにきているお客さんたちがほっと一息つける場所になるように、一年間頑張ってきたんだろう。初日の14時前頃に会場についた時に、昨年に比べて明らかにオルタナティブガーデンに滞在している人が多かった。活気があって、でも、緩やかな空気も確かに流れてる。それだけでなんだかグッときてしまった

追いつけ感情

イメージ
海で遊んだことが数えるくらいしかない僕でも夏は海ってイメージが強いんだから、海は広いな大きいな。すんごいな。ゴミだらけの街を見たら「ゴミみたいな街だな」って思ってしまうから、僕は狭いな小さいな。すんごいや。どこにいても、暑すぎず寒すぎず、なんだか気持ちのいい気温が続いているように思う。体調はどう? 7月5日、 京都SOLE CAFE、夢の中泳げば巡り会う。 暗転ツアーの初日でした。ずっとワクワクしていたのでこの日を無事に迎えることができてホッとしたという気持ちがどっぷり。朝イチの飛行機に乗って関西空港着陸。「はるか」という特急に乗って京都へ。幼馴染のはるかは、5月6日生まれだ。京都駅に着いて、突き刺す京都タワーはやけに穏やかで、ホッとした僕はこの街が好きだと確信した。住みたい街の一つなんだよなあ。そこから、会場入りまで時間があったのでネットカフェに入った。ほんの2時間弱ほど小さなフラット席で横になって、店内の換気扇の音をぼーっと聞き流していた。もともとネットカフェは得意ではないし、尚且つ久しぶりのネットカフェだったので、何をするでもなくただただ横になっていた。そこでぼんやりと「暗転ツアー」のことを改めて考えてみたりもした。というか、暗転という言葉の意味などを。ワクワクした。 ネットカフェを出て、北大路へ向かい地上に上がると京都っぽい風が吹いていた(適当に言ってる)。会場入りの前に1時間半ほどいた喫茶店も、そのあとに寄った銭湯も、何もかもがちょうどよく最高だった。そしてそこまでの序章は完璧なまでに会場SOLE CAFEに続いた。お店の村田さんご夫妻とたくさんお話ししながらリハーサルを終え、あっという間に開演。京都での弾き語りは初めて、初めてにしてワンマン、普段はあまり気にしないけど平日。今回の暗転、関西圏は大阪もあるし、なんて野暮な考えも浮かぶ。はあ、情けない、何を考えてるのだあたいってば。目の前にいる人がすべて、ありがたすぎる空間でした。僕も何かを渡すことができているといいな。 弾き語りの新しいCD「愛葉集」もたくさん聞いてほしい。歌詞カードもジャケットも、いろんな気持ちを込めて全部自分でやりました。一つだけ絵を入れているのは、森野日にちさんが描いてくれた絵です。隅々までよろしく。Tシャツも歌に沿ったものにしました、寝巻きにでもしてほしい。ああ、いい日