次の夜まで

昨日見た忘れらんねえよのワンマンがとてもよかった。スピードと熱量が僕らとは違った。と思った。
去年の4月に初めてバンドで企画をやるときに、会ったことも話したこともない忘れらんねえよに出てほしくてメールをして、そしたら柴田さんからめちゃめちゃ丁寧な返事がきて、スケジュールがギリギリだったのに出てくれて、あれから一年と7ヶ月が経とうとしてる昨日見た忘れらんねえよは、ちゃんと変わってちゃんと変わってなかった。
さっき幾つかの星を数えた夜の空は、気づいたら東の方からピンク色に変わり朝の空。空は変わってないのに、ちゃんと変わってた。


きっと変わらないだろうって思ってたことが変わってしまうのは怖くて悲しくてどんな顔すればいいのかわかんなくなったりもするけど、「きっと大丈夫」って保証もない言葉を2缶目のビールと一緒に飲んだから、とりあえず次の夜まで僕は大丈夫。


ごめんねと言うなら、ごめんねと言うよ。



赤信号で渡ってしまった横断歩道は白いとこしか踏んでなかったし、左側のポケットにはオレンジが入ってた。まだ積もってない雪に向かって、春よ来いって叫んでも、解けるのはまだまだ先だから、やっぱり辛いって気持ちのほうが大きかったりするのかなあ。大きくなったりするのかなあ。
でもそんな概念すら、どうでもいいやって越えるくらいの、真っ赤なカゴ。

ありがとうと言うなら、ありがとうと言うよ。





神様、時間止めて
このままキスさせて

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