もしも最後の夏だとしたら

18日

セッチューフリーサマーフェスタ2014が開催されて、クラブチッタ川崎というでっかいライブハウスでライブをしてきた。この日への思いは何日か前に書いたからいいとする。

当日、会場入りすると、フードのコーナーが去年より僅かに後ろに設置されてた。俺はそれだけでとても嬉しかった。去年より、お客さんが来るんだなあって思ったから。

イベントが始まった。全バンドをフロアで見た、俺は負けたくなかった。

俺たちの出番。
SEが鳴る直前に「俺が先にいくから着いてきて」とメンバーに言って、4人で揃ってステージに出た。
SET YOU FREEの文字がデカデカとステージの後ろに掲げられてる。そっちを見ながら俺は3人にとある伝言をして、カイトとケントは小さく頷いて、トモヤさんは「よっしゃ」と言って、それぞれの持ち場に行った。

俺はLINKというバンドが中学生の頃から大好きで、LINKが活動休止したのがチッタで、活動再開したのがセッチューフリーサマーフェスタだった。会場でLINKが流れていた。胸が苦しくなった。


セッチューフリーに出れるようになって3年、セッチューフリーサマーフェスタも3年連続3回目。元高校球児の俺としては、「最後の夏」のような気持ちだった。勝っても負けても最後の夏。楽しければ負けてもいいやなんて、最後の夏に思えるわけがない。

去年、めっちゃいいライブした記憶がある。東狂アルゴリズムのボーカルのしゅんすけさんが「お前らなにがあったん。めちゃめちゃ化けとるやん。最高のライブでした」と話しかけてくれたの今でも覚えてる。俺も自信あったし。

でも、去年と同じじゃダメだ。そんなの絶対ダメだった。
だから去年のセッチューフリーサマーフェスタでやった曲は1曲もやらなかった。



俺たちの3年目の夏は、駆け足で、一瞬で、終わった。俺は正しかったのか、間違っていたのかわからないけど、でも、俺は俺と闘えたし、何よりフロアには北海道の小さいライブハウスでよく見る人たちが何人もいて、東京とか本州でやる時よく見る人が何人もいて、初めましての俺たちを一生懸命最後まで見てくれてる人がいて、俺たちのTシャツ着てる人がいて、泣いてる人がいて、笑ってる人がいて、本当にこのステージに立ててよかったと思った。


俺は今、バンドやってる。
終わりがあるかないかわからないことをやってる。俺次第で、どこまでもいけること。
高校野球はあの時終わったけど、セッチューフリーも俺たちも続く。


俺は続く。

そうだ、俺たちは変わらずに変わり続けなきゃいけない。
新しい歌を。新しいCDを。新しいライブを。新しい明日を。

君が歌えば、君の歌さ。

コメント

  1. ボイガルを聴いていると
    根拠はないけれど
    大丈夫さきっと って思えます
    これからも新しい色々を
    心待ちにしながら 応援しています

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    1. 嬉しいです、踊れる曲とかノリノリな曲とかは少ないけど、なかなかいい歌あるでしょ?笑
      応援ずっとしてもらえるよに、進みまくる

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  2. この前の路上で密かに録音した歌を聴いては元気をもらっています。しっかりと私の歌を歌えるようにならなきゃ。元気だしていきます!
    シンゴさんもお身体に気をつけてください。東京で待ってます。

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    1. 待っててください、また必ずぷいーんと現れます!身体はお互いに、全人類よ健康であれ

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  3. 何回もライブいってるのに、あんなに前にいってみたの初めてでした。いつも恥ずかしくて前に行けません、、、笑
    近くでみたらいつもよりどきどきして、にこにこして、熱くなりました。

    続く。続く。

    また11月に会いましょう!

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    1. どこでどんな風に見ても、終わったあとにグッと近くになれるような歌を歌えるよにがんばるす、11月に!

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