生きて

JOIN ALIVE 2017が遠い昔のようにも感じる。不思議。

載せてる写真は、ほぼ風子さんの写真



7月15日
照明やってくれるアニーさんは朝イチで現地入りしてたからアニーさん以外のチームボイガルで10時に集合して、メンバー4人と東京から駆けつけてくれた写真の風子とレーベルの姉さんと、6人で車に乗り込んで岩見沢に向かった。
姉さんが運転してくれて、僕は助手席に座った。みんなは後ろでわいわいしていた。

快晴の道央道、運転している姉さんが「めっちゃいいアルバムですね」とボソッと言った。カーステレオからは、8/16発売になる僕らのセカンドアルバム「拝啓、エンドレス様」が流れていた。

1時間ほどで会場に着いて、すぐに爆弾ジョニーに会い、少し話した。りょーめーが「あちい~」と言っていた。それから各ラジオブースなど挨拶に行き、会場を回った。ボイガルのTシャツを着てる人やタオルを持ってくれてる人を結構見て、こっちから話しかけたりして、気分が高まってきた。みんな素敵よ。サイン会に来てくれてアルバム予約してくれた方もありがとう。30人近く、嬉しかった。






楽屋に戻る。
楽屋とは別に、アーティストがご飯や飲み物を自由に食べたり飲んだりできる場所があって、出演者たちがわいわいと食べたり飲んだり盛り上がっていた。ひいい…となった僕らは、そっとご飯を貰って颯爽とその場を後にして、楽屋に戻ってみんなでテーブルを囲んで食べた。何でみんなあんなに仲良いんだ…

そんなことより、初めて見れたヘイスミスのライブが、かっこよかった。

あっという間にステージ移動の時間になり、ニューワルツの横へ。出番前のPass Codeのみなさんと少し喋った。とてもいい方達で、しっかりと話してくれる方達で、全部は見れなかったけどかっこよかった。

そして、僕らの転換時間になり、セッティングを始めた。その時点でフロアには40人ほどのお客さん。嬉しかった。本番まであと45分もあるのに、来てくれていた。サウンドチェックを兼ねて曲演奏。ライブばりのテンションでお届け。あまりにもド派手に連続で曲をやりすぎてステージスタッフに止められて終了。リハーサル止められたの初めてで、なんかわかんないけど最高だったのは確かだった。5曲やった。





リハ終えて、ステージ袖に戻った時、マウントアライブの人に「どんだけやるのよ!」って笑いながら怒られた。「まだ時間あるじゃないですか」って言ったら、「アホ」と言われた。その時、絶対いいライブできると思った。お客さん40人のままでも、なんでもいい、とにかく最高のやつを。

風子と姉さんとみんなと握手をすると、スチャダラパーが聴こえてきた。

ステージに出ると、向こうまでたくさんの人だった。一昨年、初めてジョインに出たときもニューワルツだったけども、あの時もたくさん集まってくれたけど、あの時よりたくさん集まってくれていた。時間は30分、一瞬だった。アンコールもいただいて、1曲演奏した。札幌のインディーズバンド・THE BOYS&GIRLSに期待してくれたすべての方に心の底から感謝です。ライブのことは、そんな覚えてない。





アンコールが終わってステージを降りてぶっ倒れた、もう動けないよ~焼き肉かお寿司かピザ食べたいよ~って思った。そしたら、なぜか、会ったことも話したことも対バンしたこともないヘイスミスのベースボーカルのユージさんがステージ袖の待機テントに来てくれてて。ん?ヘイスミスの人、?ん?なんで????え?

ずっと袖で見てくれてたみたいで。何でかわからないけど、本当にわかんないけど見てくれてて、「すげー良かったです」って。全然意味わかんなかったけど、ヘイスミスの人が見てくれてた。嬉しかった。ジョインの日が来る前にずっとアニーさんが「ヘイスミスめちゃかっこよかったから絶対見よう」って話してて「見ましょう!」って言ってて、当日もちろん、スタンディングエリアで見て。終わってからトモヤさんもアニーさんも「ヘイスミスめっちゃ良かった…」って言ってた。

そんなヘイスミスのユージさんが何でボイガル見てくれたのかはわからない、、、嬉しい、、。



片付けて、ニューワルツ担当の皆さんに挨拶して楽屋に戻って、ひと段落してから、僕らはようやくみんなでアーティストエリアに足を踏み入れた。夜になって、会場を後にしたアーティストさんが殆どで、日中盛り上がっていたそこは、ガランとしていて。ビールを頼んで、7人で乾杯した。あっという間だったなあって、しゅんとしてるわけではないけどすごくテンション高いわけでもなく、僕らはゆっくりビールを飲んでた。姉さんは運転あるからお酒は飲んでなかったけど。(ありがとうございます)

途中から爆弾ジョニーもやってきて、キョウスケも僕らのところに座って話したり、りょーめーと2人で芝生に座ってお互いに「どうだった?」みたいな話をした。静かなアーティストエリアには、確かに北の風が吹いていて、日中のうだるような暑さは和らいで、とても気持ちよかった。

ライブ直後のサカナクションのベースの草刈さんとアニーさんと少しお話をしてから、僕らも岩見沢を出て札幌に向かった。


夜の道央道、運転している姉さんが「めっちゃいいアルバムですね」とボソッと言った。カーステレオからは、8/16発売になる僕らのセカンドアルバム「拝啓、エンドレス様」が流れていた。






7月16日
この日確定していた予定はラジグルの公開収録のみだったが、しっかりアコギを持って岩見沢へ。アニーさんと2人で車を走らせたが、信じられないくらいの雨。最速のワイパーも追いつかないくらい。岩見沢に着くと大雨。どうやら雨雲と一緒に道央道を走ってた模様。

フューチャーでのSoftlyを見る。雨は止んだ。彼女たちのライブをちゃんと見たのはなんだかんだ初めてかな。めちゃめちゃ良かった。ムツキちゃんの佇まいも、ハルカちゃんの目線も、ぴったりだった。堂々としていてかっこよかったなあ。ツーマンやりたいな。

そしてラジグルの公開収録をやって、アニーさんとフラフラ。
KEMURIが最高すぎて、ニュージェネレーションやったときは胸がうっとなった。そのあと小谷さんを見た。ただただ、ロックだった。

今年も去年に引き続き、鹿ステージやりたくて、でも今年はレイクサイドという新しいステージができてるし時間的にも天候的にも厳しいかもとなっていた。そして何より、鹿がいない。と思うとツイッターで鹿目撃情報。マウントアライブの人に鹿がいたことを報告。あとは時間と場所である。鳴りっぱなしのトランシーバーを扱いながら、「シンゴ、あとでメールする」とその人は現場へ。

数時間後メールが来た。そこには、「オルタナティブガーデンというとこで、ローズステージのパフュームと湘南乃風の間の時間なら、オッケーだ。」と書かれていた。その瞬間に告知、1時間半後に鹿ステージ開始だ。
アニーさんとトモヤさんが鹿をオルタナティブガーデンに運んでくれた。僕は車にアコギを取りに戻り、急いでオルタナティブガーデンに向かった。

オルタナティブガーデンに着いたのが、19:30。到着するとオルタナティブガーデンのスタッフさんたちが椅子を並べたり装飾をつけてくれたりしていた。「ワタナベシンゴです」と挨拶をすると、「はい、聞いています!」と笑顔で答えてくれた。「こんな装飾とか、そんな、いいですよ。ほんとに。突然来て申し訳ないです」というと、「いいんです、やらせてください!」と彼らは言う。運営からは「ワタナベシンゴというやつが歌いに行くと思います」としか言われてないだろうに、彼らは自主的に鹿ステージを綺麗にしてくれた。聞くと、岩見沢教育大の学生さん達だった。やっぱこういう時って、こういう風になるんだよなあって思った。なんでだろう。何でいつもこういう奇跡のようなことになるんだろう。ジョインの会場の隅の隅。オルタナティブガーデンってどこっていう人もいたんじゃないだろうか。でもそこには、声と気持ちだけで、二日間束の間の休息だったり落ち着く空間を提供している場所があった。

続々と人がくる。
結果、80人を超えるお客さんが集まった。40分ほど歌を歌って、歩いたり走ったりして、終わった。現実から少し離れて気持ちや身体を解放している夏フェスという空間で、すこしでも日常を感じてもらえてたら嬉しいしそれこそが夢のような時間なんじゃないかと思ってたから、あの鹿ステージで日常を頭に思い浮かぶことができて更に夢も膨らんだ人がいれば、いいなあと思う。

現に僕は、そうだった。

鹿ステージが終わり、オルタナティブガーデンには誰もいなくなった。スタッフのみんなに挨拶をして、僕も会場を出ようとすると、向こうからアニーさんとトモヤさんが歩いて来て、「ごんちゃん、カレーと豚丼だよ」と差し出してくれた。美味しかった。2人は酔っ払っていて楽しそうで、それが余計に嬉しかった。








それからすぐ、僕らは岩見沢を出た。

夜の道央道、「ローズ行こうね」ってずっと3人で話してた。カーステレオからは、何も流れていなかった。





次のイベントは、8/16の水曜日。
セカンドアルバム「拝啓、エンドレス様」の発売だ。



届いてほしい。

コメント

  1. JOINALIVE2017のこと知れて嬉しいです。
    鹿ステージはTwitterでいっぱい見ました。

    シンゴくんとお客さんは相思相愛だなぁと見たり、読んだりして思いました。

    「拝啓、エンドレス様」
    たくさんの人に届きますように。

    私も友達に勧めます!

    ツアーで夏グッズの新しいTシャツ2種類売って欲しいです!
    よろしくお願い致します。

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    1. ひろみさん→
      是非薦めてください、お願いします!

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  2. 最高を最高で乗り越えて行くあなたが最高。
    だからずっと自信になる。

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    1. ひひひ。自信になってるのめっちゃ嬉しいです。

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  3. ずっと終わらなければいいのにと思うくらい、最高のライブでした。
    この夏がずっと続けばいいのに。

    でもまたいつかの夏にRose Stageで。

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    1. ちゃんと終わるから、美しいんですよ。いつかのローズが待ってるのですから

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