「ENDLESS SUMMER 2017」四本目、弘前
ENDLESS SUMMER 2017、四本目は青森弘前Mag-Net。何から書かなきゃいけないなんて決まりはないが、何から書けばいいかわからない。言いたいことは昨日ステージからぐちゃぐちゃに言い放ったし。ただこのエンドレスサマー2017、昨日の弘前がどうなるかが重要な気がするなあと漠然とずっと思っていたことは確かで、結果、やはり重要な日だったなあと個人的に思った。
ブッキングできず、マグネットの高取さんに弘前バンドを2組紹介していただいた。FATMAN SEMINARとsatellite trip babiez。どこの誰かもわかんない地方のバンドのレコ発ツアーにライブハウスの方に出てくれと言われて、絶対よくわかんない気持ちのまま承諾してマグネットに来てくれたと思う。すいませんという気持ちと、ありがとうございますが織り混ざった。2組がマグネットにきて挨拶をしたとき、逆にうちらがすごい迎え入れていただいた感じがあって、本当に嬉しかった。マグネットのバーカウンターの椅子に座って談笑している2組の姿が、なんだか羨ましくて、同時に弘前にまた一つ近づけれたような気もした。
そして、もう1組は公募して決めた。ありがたいことに10組ほどの応募があって、そのすべての皆様からの気持ちが本当に嬉しくて、でも1組決めないといけなくて、杉本みかるに決めた。みんなで悩んで、でも最後の意見はばっちり一致していた。高校2年生、バンドをやっていて、今回はひとりでの応募だった。リハが終わってたくさん話した。丁寧に、まっすぐ目を見て話す子だった。彼女が住んでる八戸は、弘前から3時間くらいかかるらしい。ライブ出たらきっとその日のうちに帰れない可能性がある。次の日は月曜だし学校がある。でも、急いでよくわかんないYouTubeに手こずりながら動画を載せてボイガルのHPにメールを送っていたらしい。母さんには何も言わず。そしたら出演が決まって、弘前でひとりでライブすることになったって伝えて、そしたら母さんに怒られちゃったって。でもきっと母さんすげー応援してくれてて、昨日みかるは母さんと二人で弘前に来て、弘前に泊まって、朝5時に出て学校に行く行程にしたらしい。胸がいっぱいになった。ライブは、ただ素晴らしかった。みかるは、会場に入ってからずっとギターを触ってた。楽屋で自分より一回り以上離れてる男たちに囲まれながら、ずっとひとりでギターを弾いて小さい声で何かを歌ってた。ライブが終わって、楽屋に戻ってきて「ありがと」と伝えると、「足、つっちゃいました」と足を伸ばしていた。パンクスだった。
次に僕らがステージに立った。考えていたことは、みかるのステージが終わった頃にはまっさらになっていた。これが、対バンってやつだ。フロアには50人、確かにエンドレス様がいた。嬉しかった本当に。「階段に座って」をやってる時、フロアにみかるがいたから僕はフロアに降りてみかるにマイクを向けた、向けたというか何かもうゴリゴリやっちゃって絶対痛かったと思う…ごめん。みかるは「やってるロックバンドの、うた!」と叫んでた。みんなが、それぞれの過ごし方をしていた。今日は確かに今日にあった。
すべてが終わって、集合写真を撮った。
初めて会った僕らはどこかぎこちなく、でも何か、何かいい感じで、そんな写真だった。またどこかで会えるんだろうか。
みかるを下まで送ったとき、外はもう涼しかった。あいつは、実は昨日が初めてのひとりでのライブだったらしい。初めてひとりでギター持って初めてマグネットに来て初めてずーっとひとりで初めてひとりでライブして初めてマグネットを出て。ふざけんな!と思った。パンクスめ。
上に戻って、FATMAN SEMINARとsatellite trip babiezと高取さんと、乾杯。げらげら笑いながら、初対面の30代があーだこーだ話して、うわーこれかーーーってなった。
男は去り際が肝心である。
今、札幌行きの快速エアポートの中でこれを打っている。13時からラジオの収録だが、飛行機が遅れてしまった為、待たせてしまっている。今日も喋る、声に出す、文字にする。
「拝啓、エンドレス様」、まだまだ聴いてほしいです。エンドレスサマー2017に、来てほしいです。お願いします。早くこんな夏終わらせたいんです。
1070円の曇り空と、抹茶のチョコが甘い。
今回のツアー、弘前入れてくれたことがどれだけ大変だったのかわかりました。
返信削除ライブで話してくれてありがとう。
年内にもう一度、からのしばらく来ない。
泣きたい気持ちになりました。
いしがき、先約があって行けなくなったけどまた会えることを信じて。
また青森来てください。
気温差に気をつけて
ひろみさん→
返信削除初めて行ったところに4ヶ月で再度行けたことは、僕にとってはめちゃめちゃ早いです。また行きます。