「ENDLESS SUMMER 2017」八本目、仙台



9/15
朝イチ飛行機に乗り込み、仙台へ。一年以上空いてしまった仙台、会場は初めてのフライングサン。勃発がよくやってるところだな。
仙台駅に着いたのが10時台とかだったのでみんなはネカフェに休みに行った。僕はどうしようかなと思いつつ、ふらふらしたり喫茶店に入ったりしようと思って別行動。なんとはなしにブックオフ行って、小さな公園を眺めて、ライブハウス近くの喫茶店へ。入るとお客さんは誰もいなくて、店内の灯りも全部ついてなかった。カウンターに恐らくご夫婦とみられる2人が座ってて、いらっしゃいと迎えてくれて急いで灯りをつけていた。「すいません、まだでしたか?」というと、「いえいえ、好きなとこ座ってください」と言われた。ナポリタンとアイスコーヒーを頼んだ、そのナポリタンが、スーパー美味しかった。結局そのお店に4時間くらいいた。お昼頃、休憩時間とみられるサラリーマンやOLさんなどで、一気に混んだ。みんなナポリタン食べてた。愛されてるお店なんだろうなと思った。そのお店にいる間、色々考えたり書いたりして、14時頃メンバーがきて色々話し合いしてからフライングサンへ行った。リハーサル前に弦を張り替えてると、取れちゃいけないところが取れて、アロンアルファで応急処置。ほっ。前の仙台ライブのときもリハーサル後にギターが変になって応急処置したことをおもいだして、仙台怖くなった…。 あっという間に、開場。

空きっ腹に酒。たまに会っては一緒に飲んだりしてたけど、こうしてちゃんと対バンするのは随分久しぶりだった。空きっ腹に酒も、わかんないけど、見えないところで何かが変わってるんじゃないかなと漠然とそんなことを思った。東北で空きっ腹のライブを見れたのもよかった。思い返せば、彼らとの日々も随分長く濃くなってきた。あんなに最初嫌いだったのに、バンドというのは不思議なものだなあ。大好きだもんなあ今。
2組目はSEVENTEEN AGAiN。都合によりリハーサルができないとなって、到着がギリギリになると連絡がきて、不安だったけど、空きっ腹が始まってすぐくらいで到着して本当にホッとした。ドラムのカズさんがフロアの後ろにいる僕にきづいて、肩をポンポンと叩いてから「すみません、着きました」と爆音の中で穏やかな顔で言ってくれたとき何かめっちゃうぉぉぉー!ってなった。楽屋に行くと、ロッキーさんとヤブさんがいた。本当にすいません、本当にすいませんと何度も謝るもんだから、本当に大丈夫です!!と何度も言った。僕らのリリースツアー、エンドレスサマー2017にSEVENTEEN AGAiNがいる。僕は幸せだ。
ライブはもういわずもがな。このままずっとライブしててほしいと思った。ヤブさんが最初に、「じゃあ、シンゴくんに」って言って一曲目を歌い始めて、そのときに心臓が張り裂けそうになった。ロッキーさんも、カズさんも、すげーライブしてた。自分の準備もしなきゃと思って前室に戻ると空きっ腹のユキテルが入ってきて、「おい、シンゴ。セブンティーアゲイン、何なんやこれ、めちゃくちゃかっこいいやんけ」と言ってきた。それがめちゃめちゃ嬉しかった。本当に嬉しかった。

3組目は僕らだ。僕らしかいなかった。また喋りすぎた。でもあっという間に終わった。一話完結で来てるこのツアー、文字通りこの日はこの日だけの空気感と音でいけた気がします。今までは連れて来てもらってばかりだったけど、5回目にして自分らの冠での仙台。来てくれた人がいて、嬉しかった。また来てくださいって言ってもらえたのが本当に嬉しかった。次はいつ来れるんだろう。お客さんの顔がよく見えた。マイクを持ってくれた人が終わった後に「マイクごりごりしちゃってすいません…」と言ってきたけど、あれが正解だよ、ありがとう。来てくれた親友から「いいライブでしたよ」と連絡がきた、もっと話したかったなあ。物語は想像もしないところで繋がる。初めての仙台のときに、弘前にいつか来てくださいと言ってくれた人がいて今回ツアーで弘前いけたり、その初めての仙台の時に僕らを知ってくれてこの日も来てくれた人がいたり、まだまだあるけど、色々なストーリーがそれぞれにある。来てくれた人本当にありがとうございます。





終わって、フライングサンでみんなで軽く乾杯をした。ヤブさんが、「シンゴくんTシャツ、サイズ何?」と言ってきて、ふぁぁぁあってなって一緒に写真撮ってもらった。一緒に写真撮ってくださいってあまり言わないから本当に緊張した。空きっ腹は最後まで空きっ腹、安心した。我ながら、ナイスな3組でやれたんじゃないかと思います、これからも愛を持って向き合って色んなこと考えていこうと思った。足跡や化学反応が見えるのが楽しいもん。



SEVENTEEN AGAiNを見送って、僕らも空きっ腹も解散した。
みんなそれぞれの場所へ帰る。





終わらない夏など、ない。

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