「ENDLESS SUMMER 2017」十七本目、根室


10/21
ENDLESS SUMMER 2017、根室公演。
なるべく、簡潔に書こうと思う。

2014年3月、根室HYWATT HALLが完成。
2014年9月、僕らは初めてハイワットでライブをした。セッチューフリーツアーで、宇都宮のKiNGONSと一緒に行った。
2014年12月、信じられないくらいの低気圧が根室を襲い、高潮により街は浸水。海沿いにあったハイワットも、店内や機材がダメになり営業停止。開店から9ヶ月の事だ。

僕らは名古屋でライブ、ガラガラのアップセット。あの、伝説の日だ。
その日から、物販に、ハイワットホールの復活を祈るぜノートを設置。声を届けようと思った。ハイワットが復活するまでのライブ会場全部に持ってった。ただ、ツイッターとかでは告知はしなかった。その日のライブが終わったら、ハイワットを作った一人・マーチンに、お客さんが書いてくれた言葉たちを写メで送り続けた。
全国のバンドたちが、募金や物資集めを始めていた。

2015年2月、ハイワットは営業を再開した。そのタイミングで、ノートを郵送した。
「また遊びに行く。」と、僕は書いた。


2015年8月、KiNGONSと共に根室に行くことが決まっていた。ハイワット主催のイベントも決まっていた。そんな時に、僕は歌を歌えなくなって、ライブはキャンセル。





結局、ずっと行けずのまま、最後に根室でライブをしてから、3年が経っていた。
エンドレスサマー2017、ようやく。

根室の高校生、cult grass stars、苫小牧のFREE KICK、そしてマーチンのバンドであるSHIN50 MARTIN BAND。と、僕ら。
みんなのライブが、胸に刺さる。





ハイワットには、復活を祈るぜノートが入口のところに置かれていた。
久しぶり見ると、途中から、「THE BOYS&GIRLS復活を祈るぜノート」に変わっていた。僕が歌えなくなったせいでキャンセルをした、2015年8月7日からだった。
そして途中から、KiNGONSの根室きましたノートに変わりつつあった。笑っちゃった。だから僕も数年ぶりに書いてきた。もうこれからハイワット行った人、なんか書いていくといいよ。それでいいよ。
忘れられない一日になった。今度は3年も空けずに、いかないとな。
泣いていたあの人、次はもっと笑わせたい。





何を隠そう、僕にはいつだって道東の風が吹いているのだから。

(撮影:南 風子)

コメント

  1. あの夜の事、一生忘れません!!!!って言いたいけど…日が経つにつれてだんだん記憶は薄れて来て。だから、私はまたボイガルに会いに行きます。
    根室に来てくれてありがとう。大好きなバンドが地元にやって来るっていう幸せ、道東の風が吹いてるシンゴ君なら分かってくれると思います。

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    1. そう、それでいいんです。道東の風はあなたにも吹いている。

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