「ENDROLL AFTER SCHOOL 2018」に向けて

自分が高校を卒業する時ってどんな感じだったかなあなんて思い返してみたけど、あんまはっきり思い出せないんだよなあ。持って行ってたインスタントカメラは使い切った気がするけど。高校の卒業式が終わって、普通にまっすぐ帰ったんだっけ。最後の放課後は案外あっけなかったっけ。いつもの感じで、ラーメンでも食べに行ったんだっけ。

もう、11年前だ。

バンド始めたのをいいことに、「ENDROLL AFTER SCHOOL」というイベントをやることにしました。放課後ってやつには色んな表情や景色や匂いや感触があると思うけど、3年生にとっては卒業式の日が最後の放課後で、1年生や2年生にだって最後の放課後はやがて訪れる。ぼんやりとしか覚えてないけど、俺に確かに最後の放課後ってのが存在していたに違いない。

11年前の俺に見せてやりたくて、嘘みたいな本当の放課後のエンドロールをライブハウスで流そうと思った。過ごせたらいいなって思った。出演してくれるクロロフィルムは平岸高校の3年生、卒業後にライブだ。a-sobiは千歳高校の2年生、ちょっと離れたところからきてくれる。-KARMA-は石狩翔陽高校と大麻高校の2年生、これまた離れたとこからきてくれる。
先日彼らにそれぞれ会いに行って対談じみたことをしてきた、楽しかった。その模様は一個前以前の投稿から、ぜひ読んでください。



そして、昨日新たに動き始めたことがあって。
「自分の学校の校歌を歌って、送ってちょうだい。そしてそれを当日のBGMにする」というもの。普段のライブハウスにもフェスにもどこにもなくて、放課後にあるものあったもの。学校にあるものあったもの。それ考えた時に、「校歌だ」ってなったんす。卒業式でも、きっと歌うよね。
一番だけでもいいし、フルで歌ってもいいし、恥ずかしいから2行だけとかでもいいし、上手くなくたって全然いいし、一人で歌っても二人で歌ってもいいし、ピアノ伴奏あってもいいし、なんでもいい。そして、「当日会場には行けないから送ったところでどんな感じなのかわかんないけど、それでも何か面白そうだし!」って思ってくれた人がいるなら、大歓迎だ。思いきり送ってきてちょうだい。

携帯やスマホなどで、「○○高校の何年、(名前やニックネーム)です!歌います。〜〜〜〜〜♪!!です!サンキュー」とか、そんな感じで録音して送ってほしい。
歌い終わりの締めとかは全然任せる。好きなように。学校と学年となんらかの名前みたいなのはいってほしい。あとは自由。お願いします!卒業してる人でも大歓迎にしたので、そんな人は「何年前に卒業しました」ってこともいってくれると嬉しいです。
今朝起きたら早速一通届いてた。仙台の男子高校生からだった。「当日行けないけど頑張ってください」って最後にいってた。頑張るーー!!!
どれくらい集まるかわからないけど、意味わかんないことは楽しい。最後まで駆け抜けたい。送り先は、theboysandgirls011@gmail.com または今回イベントやる上でサポートしてくれることになった「RADIO GROOVE」という俺がやってるラジオ番組のLINEまで。どうぞよろしく。


そして、

当日は会場に「ENDROLL AFTER SCHOOL 2018」というノートを置いてみることにしました。これに、来てくれた学生たちは言葉だったり思いだったりを書いてほしい。
例えば、
イベントの感想でもいい。
3年間、ずっと言えずにいたこととかでもいい、ここに書けそうなら書いておくれ。
後輩への感謝でもいい。
実はあの娘のことが好きだったとかでもいい。
誹謗中傷じゃなけりゃ、なんだっていい。
教科書やノートに落書きしたり隅っこに好きな歌詞を書いたりするあの感じでいい。
できれば学校名や名前なんかも。
1年生も2年生も、来年の抱負とかでも先輩へのメッセージとかでもいい。

で、このノートを、色んなやつに回していきたい。流れは、こうだ。

まず当日出てくれる3組のうち、あと1年あるカルマかアソビのメンバー誰かに渡す。
そいつは家に帰ったらノートを見る。「楽しかったなあ」とか「あ、友達が書いてる」とか「あーわかる」とか色々思うだろう。そしたら今度は違う友達に渡す。こんなイベントがあったんだ、そしてこんなノートがあったんだって。
その友達が読む。色々思う。そしたら次の友達に渡す。
この繰り返し。

これを1年かけて、ノートを色んなやつに見てもらう。もし余白があったら、もちろん何か書いてくれても構わない。SNSとかで「今私が持ってる」とか書いてもいい。もしかしたら途中で海を渡るかもしれない。それはそれで最高だ。

そして最終的に、来年2月に持ってるやつが俺たちのもとに返す(何らかの形で)。そしてその数日後の2019年3月、ENDROLL AFTER SCHOOL 2019が開催される。当日会場には2018のノートと、真っ白な2019のノートが並ぶ。



どうじゃ。意味わからんじゃろ。俺も意味わかんない。でも、なぜかワクワクするのだ俺は。

配られるプリントは後ろに回すじゃん。交換ノートしたりもしたじゃん。教科書の落書き見せ合って笑いこらえたりしたじゃん。手紙の交換とかも。つまりは、それだよ。

ENDROLL AFTER SCHOOLという放課後には、学校も学年も年齢もバラバラな人が集まる。もちろん学生じゃない人も来てくれる。そんな1日の、そんな放課後のエンドロールこそが、このノートに写し出されていくんじゃないかなと思ってる。そういう考えだ。まだ意味わかんない?いや、もうきっとこれでわかってくれるはずだ。

俺もう、めっちゃわかった。




空っぽの放課後を抱きしめるなら、この日だ。ひとりでも来てほしい。俺がいる。




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