「SONG FALLS TOUR」名古屋

ちくしょう!すぐ残そうと思っていたのに、日が空いてしまった。

14日の仙台が終わり、16日もなんやかんやあり、17日は渋谷でライブ、18日はインタビューとラジオ、そして19日が名古屋R.A.Dでソングフォールズツアーだった。午前中に機材車が出発し、幾つかの街を越えて名古屋に入った。
名古屋の空は相も変わらず、愛は図らず、無数の飛行機雲が伸びていてため息が出た。変わってないね。

WiennersとBUGY CRAXONEという2組と。
どちらも大先輩であり、その背中は大きすぎるものでした。R.A.Dの楽屋までの外の階段を上ったところに小さな椅子と小さなテーブルがあって、始まる前にそこに座ってだんだんと暮れていく空をぼーっと見ていた。するとブージーのゆきさんがてくてく階段を上がってきて、もう一つの椅子に座った。そこでゆきさんは「唐揚げってすごいちょうどいいよね」という話をしてくれて、ケタケタ笑っていた。緊張していた俺はそれだけですっと軽くなったし、単純だなあと自分でも思った。ゆきさんはそんなつもりはなかったかもしれないけど、先輩の優しさみたいなものを勝手に感じた。
Wiennersもブージーも爆発していた。俺たちは確かに、この2組を名古屋に呼んだんだ。

久しぶりの名古屋、俺は一番最初に「いつかこの街でワンマンをやりたい」と言って、ライブをスタートさせた。それからのことはあまり覚えていないけど、最後にフロアの後方にいたWiennersのごろーさんにグータッチしに行ッタト機に笑顔で拳を出してくれたのは覚えている。そして今までで一番と言っていいくらい、フロアからの歌声がすごかった。最初から最後まで一緒に歌ってくれとは言わないけど、歌えるしここなら一緒に歌っても良さそうみたいなポイントがあるなら歌ってくれて構わない。そのポイントがこの日の名古屋は炸裂していた気がする。かっこいいぞってすごく思った。ただ、ケントボーイズのソロの時に掴みかかったお兄ちゃんがいてあれはさすがにムカついたから注意した。きっと、彼も高ぶって勢い余ってしまったところもあっただろうけど、後ろから見る限り掴んでいたように見えたし結果的にそのあとあいつは転んでしまって中々演奏に復帰できなかったから、曲が終わった後に「俺の大事なメンバーだ、気をつけてくれ」と静まり返った会場で話した。彼はめちゃめちゃ反省した顔で「すいません」と言ってくれてわかってくれたし、その時も話したけど俺も彼の気持ちはなんとなくわかっていたから、拳をゴンで共犯の誓いをし、それから終演までも最強、彼もメガネを曇らせながらその位置で拳を上げてくれていた。嬉しかったなあ。たくさんたくさんグッときました、名古屋ありがと様です。

終わって楽屋に戻って息が整うまで10分ちょいかかって、べちゃべちゃの髪をドライヤーで乾かしてフロアに出るともうお客さんいなくて、早!と思った。こんな早くお客さんいなくなることある?と思うくらいの早さだったから物販とか見ていないのかもと思ったけどそういうわけじゃなかったし、謎は深まるばかりだがなんかテンション上がった。ありがと様です。


ライブハウスで乾杯して、3組でああでもないこうでもないと話しながら、さっと解散してそれぞれの場所へ帰った。最後の最後でブージーが財布をなくしまくっていて、もう!ってなりました。

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