インストアの3デイズ
9月5日にニューシングル「ソングフォールズ」が発売した。たった4曲だけど、目に見えないものがたくさん詰まってしまったことによって、これは誰かの何かにきっとなるんじゃないだろうかって心底思えた作品。届いてほしいなと思えた作品。
北海道に帰ってきて間髪入れずにインストアイベントが3日間続いた。
28日、札幌音楽処
この日はこちらの都合で、俺とトモヤさんの二人体制での公演。「札幌に音楽処あり」ってほど、おんどこは俺たちにとって大切な場所。お店なんだけど、お店っていうより「大切な場所」って感じなんだよな。前のバンドをやっていた時も、自分たちで作ったCDを持って行って、置いてください!って頼んだりして。その度に店長の石川さんが「はい、頑張りなさいよ!私たちも頑張るからね!」って檄を飛ばしてくれて。ボイガルになってからもいつも応援してくれている。そんなおんどこで、トモヤさんと二人でライブ。
トモヤさんと出会って10年が経って幾度となく二人でふざけたりしてきたけど、一本のライブを最初から最後まで二人でやるっていうのが実は今までなくて、ワクワクと緊張。でも俺とトモヤさんが組めば、どこにも負けるわけがないのでね、はっはっは。軽く打ち合わせをして、あとはもう本番の阿吽の呼吸でよろしくやりましょうってな具合で、大爆発。今でも思い出し笑いするほど出会った中で一番くらい心に残り続けるトモヤさんだったし、二人でライブするのこんな楽しいのかって思ったくらいライブも最高だった気がする。結果的にソングフォールズから2曲、即興2曲、トモヤさんの曲2曲というとんでもないセットリストだったけど、俺とトモヤさんなのでね。あれがあの日のソングフォールズだもんね。音楽処、いつもありがとうございます。
29日、函館蔦屋書店
朝、車を借りてメンバー拾って久しぶりの函館へ。今回のツアーで函館にいくことができなくて、でも函館蔦屋さんがいつも何かあれば展開広げてくれたりで感謝してもしきれずで、インストアでよければお邪魔させてくださいとなり、是非きてくださいと言っていただけて。嬉しかったなあ。ただ、函館も数回しか行ってないし、そもそも一年以上空いてしまっている。忘れてしまった人もいるだろうなって思ってたし、でも、知ってくれた人もいるだろうなとも思ってた。スタート時間にステージに行くと出していた椅子は埋まっていて、届いていたということを実感。ライブ中、今回のジャケットを描いていただいた函館在住の現代美術家タキハナさんを見つけた。お会いしたこともないのにこっちからの一方的なオファーを受けてくれて、この時が初対面となった。ライブ中にもかかわらず、ステージ側にきてもらってみんなに紹介。それは函館ならではの瞬間で、あー来てよかったとな思った。サイン会では、ここでもいろんな方が声をかけてくれて、短い時間ではあるけどあの時間がとても好きで。どこでボイガルを知ってくれたとか、こんなことがあってボイガルをずっと聞いていたとか、全部こぼさないように俺も聞く。みんなそれぞれ色々ある。それでいいんです。次はバンドセットでこれるように、頑張らないとな。帰りにみんなでラッキーピエロに行ってから、札幌に帰った。
30日、コーチャンフォー美しが丘店
「コーチャンフォー」には思い出がありすぎる。俺が中一の頃にばあちゃんの家の近くに釧路店ができて、ばあちゃん家にいくたびに行っていた。コーチャンフォーで初めて買ったCDはガガガSPの「卒業アルバム」だ。正月とお盆、だいたい年に2回釧路のばあちゃん家に行く。コーチャンフォーは「どんなCDでも試聴できる」という爆裂試聴機があり、中標津町に住む俺からすると天国だった。中標津には置いていない数々のバンドのCDがめちゃめちゃ置いてある、それを試聴できる、ばあちゃんがくれた小遣いはすぐコーチャンフォーで使っていた。中標津は全然CDとか置いてないし映画館とかライブハウスとかビレバンみたいな文化もなくて、でもそんな田舎に住んでいながら10代の頃にたくさんのバンドに出会えたり知れたのは年に2回のコーチャンフォーが相当大きかったのは確かだ。そんなコーチャンフォーで、しかも1号店である美しが丘店で今回インストアをやれたことはとても嬉しかったし、勝手に胸にくるものがあった。抱っこされていたお子さんが泣き出してしまい、「あの子が泣き止むように」って最後に手のひらを合わせてを演奏したら、泣き止んでいて拍手までしてくれていた。よかった〜〜!!ってなった瞬間にまた泣き出したのも最高だった。きてくれた方本当にありがとうございます。ばあちゃんとじいちゃん、空の上で笑っててくれたらいいなと思った。
途中にも書いたけど、サイン会の時に短時間ではあるけどほんの少しお話ができること、俺は大切にしたいです。ありがとうございますって一言だけでも、ものすごいパワーになります。本当に感謝です。もらった手紙も読んでいます。どの手紙も真剣に書いてくれてるのがわかるものばかりで、大切に読んでます。それに対して返事は書けないし曲にもしないけど、その分これからの活動やライブとかでまた感情を動かすことができればなと思ってます。ラインくださいや電話くださいなどの内容の手紙をもらうことが周りのバンドやってる人たちはよくあるって聞くけど、俺は本当に驚くほどそういうのがなくて(悲しくない!むしろ嬉しいです)それが俺の自慢です。いただくお手紙はその方の最近しんどかったこととか頑張ってることとか夢とか挫折とか目標とか希望とか恋人との話とか、そういうので溢れてるものばかりです。「シンゴさんには関係ないのですが、結婚することになりました!」という報告をしてくれた方もいたり。それがめちゃめちゃ嬉しいです。何かが伝わってるんだなって思うし、俺でよければ返事はできないけど真剣に読むのでまたなんかあれば教えて欲しいなって思ってます。
SONG FALLS TOURが今週末から折り返して再開、ようやく北海道公演が始まります。ていうかもう10月か、このツアーもあと1ヶ月。9月はさすがに疲れたけど、休んでる暇はないね。
北海道に帰ってきて間髪入れずにインストアイベントが3日間続いた。
28日、札幌音楽処
この日はこちらの都合で、俺とトモヤさんの二人体制での公演。「札幌に音楽処あり」ってほど、おんどこは俺たちにとって大切な場所。お店なんだけど、お店っていうより「大切な場所」って感じなんだよな。前のバンドをやっていた時も、自分たちで作ったCDを持って行って、置いてください!って頼んだりして。その度に店長の石川さんが「はい、頑張りなさいよ!私たちも頑張るからね!」って檄を飛ばしてくれて。ボイガルになってからもいつも応援してくれている。そんなおんどこで、トモヤさんと二人でライブ。
トモヤさんと出会って10年が経って幾度となく二人でふざけたりしてきたけど、一本のライブを最初から最後まで二人でやるっていうのが実は今までなくて、ワクワクと緊張。でも俺とトモヤさんが組めば、どこにも負けるわけがないのでね、はっはっは。軽く打ち合わせをして、あとはもう本番の阿吽の呼吸でよろしくやりましょうってな具合で、大爆発。今でも思い出し笑いするほど出会った中で一番くらい心に残り続けるトモヤさんだったし、二人でライブするのこんな楽しいのかって思ったくらいライブも最高だった気がする。結果的にソングフォールズから2曲、即興2曲、トモヤさんの曲2曲というとんでもないセットリストだったけど、俺とトモヤさんなのでね。あれがあの日のソングフォールズだもんね。音楽処、いつもありがとうございます。
29日、函館蔦屋書店
朝、車を借りてメンバー拾って久しぶりの函館へ。今回のツアーで函館にいくことができなくて、でも函館蔦屋さんがいつも何かあれば展開広げてくれたりで感謝してもしきれずで、インストアでよければお邪魔させてくださいとなり、是非きてくださいと言っていただけて。嬉しかったなあ。ただ、函館も数回しか行ってないし、そもそも一年以上空いてしまっている。忘れてしまった人もいるだろうなって思ってたし、でも、知ってくれた人もいるだろうなとも思ってた。スタート時間にステージに行くと出していた椅子は埋まっていて、届いていたということを実感。ライブ中、今回のジャケットを描いていただいた函館在住の現代美術家タキハナさんを見つけた。お会いしたこともないのにこっちからの一方的なオファーを受けてくれて、この時が初対面となった。ライブ中にもかかわらず、ステージ側にきてもらってみんなに紹介。それは函館ならではの瞬間で、あー来てよかったとな思った。サイン会では、ここでもいろんな方が声をかけてくれて、短い時間ではあるけどあの時間がとても好きで。どこでボイガルを知ってくれたとか、こんなことがあってボイガルをずっと聞いていたとか、全部こぼさないように俺も聞く。みんなそれぞれ色々ある。それでいいんです。次はバンドセットでこれるように、頑張らないとな。帰りにみんなでラッキーピエロに行ってから、札幌に帰った。
「コーチャンフォー」には思い出がありすぎる。俺が中一の頃にばあちゃんの家の近くに釧路店ができて、ばあちゃん家にいくたびに行っていた。コーチャンフォーで初めて買ったCDはガガガSPの「卒業アルバム」だ。正月とお盆、だいたい年に2回釧路のばあちゃん家に行く。コーチャンフォーは「どんなCDでも試聴できる」という爆裂試聴機があり、中標津町に住む俺からすると天国だった。中標津には置いていない数々のバンドのCDがめちゃめちゃ置いてある、それを試聴できる、ばあちゃんがくれた小遣いはすぐコーチャンフォーで使っていた。中標津は全然CDとか置いてないし映画館とかライブハウスとかビレバンみたいな文化もなくて、でもそんな田舎に住んでいながら10代の頃にたくさんのバンドに出会えたり知れたのは年に2回のコーチャンフォーが相当大きかったのは確かだ。そんなコーチャンフォーで、しかも1号店である美しが丘店で今回インストアをやれたことはとても嬉しかったし、勝手に胸にくるものがあった。抱っこされていたお子さんが泣き出してしまい、「あの子が泣き止むように」って最後に手のひらを合わせてを演奏したら、泣き止んでいて拍手までしてくれていた。よかった〜〜!!ってなった瞬間にまた泣き出したのも最高だった。きてくれた方本当にありがとうございます。ばあちゃんとじいちゃん、空の上で笑っててくれたらいいなと思った。
SONG FALLS TOURが今週末から折り返して再開、ようやく北海道公演が始まります。ていうかもう10月か、このツアーもあと1ヶ月。9月はさすがに疲れたけど、休んでる暇はないね。
撮影:はな
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