きっとまた会える頃に

めちゃくちゃ長い、本当にくそ長なブログを打って、全部消した。
今までの思い出や、悔しかったこと、嬉しかったこと、ただただ連ねてスクロールがすごいことになったところで、そういうことじゃないなって思って全部消した。




ボロボロのソファーだけが残った楽屋で、「汗とか酒とか、大量に浸み込んでるんだろうなあ」と言ったら、ゆっきさんは「そうだな、汚えなあ」と笑っていた。「この壁、俺とアニーさんで塗ったんだよ、19かハタチの頃だった」と言っていた。

あのトイレで、何度吐いたかな。酒の飲み方もろくにわからず、楽しくて、後悔して。
COLONYでの思い出は全部、泥水のように汚いものばかりだな俺は。
みんな、話すことは全部過去のことだった。でもみんな楽しそうだった。みんなマスクしてて、表情は全部はわからなかった。それがよかったのかもな。

吉井さんが、黙々と脚立に登っていた。







札幌COLONYがなければ、もっとお金もあって綺麗な家に住んで穏やかな人生を過ごしていただろうなと思う。札幌COLONYさえなければ、変わっていたんだろうなと思う。

札幌COLONYさえなければ、こんな気持ちになることもなかったなと思う。





昨日、家に帰って、酒を飲んで酔っ払った。


きっとまた会える頃に、音楽は鳴り始める。
それまで、本当のさよならだ。

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