投稿

5月, 2021の投稿を表示しています

シルベのこと書いておく

ハッピーニューイヤー。 ブログの更新をできなかった約5ヶ月の間、炊飯器の電源コードをずっと探していました。そして先日、遂にその長い捜索に終止符が打たれ、最近は茶碗の中でダンスっちまっている米たちを眺めています。 さて、 ちょうど一年前、僕は突然「フェスをやりたいな」と思いました。バンド活動を進めて来たこの10年の中で色んなアクションを考えては来ましたが、「フェスをやる」ということだけは微塵も思ったことがなかったので、自分でも「?」って感じだったけど。 でも、思いついた同タイミングで「よし決めた、やる」という感じでした。 その頃といえば、「イベント中止、アルバムのリリース延期、ツアー延期、振替公演いつにする、会場どこにする、そもそもどうやってやる、配信どうやってやる、ライブハウス叩かれてる、ステイホーム、エトセトラ」で、なくなったもの・なくなっていくものをどのように再構築するかでいっぱいいっぱいの時だったように思います。 ただ布団の中でふと、「このまま再構築に追われて、そしてそれを遂行できたとして、それで一年終わってしまう」と思いました。それが終わった時に、「じゃ次はどうしよう」じゃ、ちょっと遅いし。そんな時に僕は、フェスを思いつきました。“1年後”のフェスを。 マネージャーの辻、レーベルのボスのツネさん、ライブ制作の福岡さんに、「1年後中標津でフェスをやりましょう」と伝えました。中標津空港の前に広場があるからそこでやりましょうと。みんな案外すぐに「よしやろう」となり、僕らの激動の2020年が始まったのです。 中標津町とは、北海道の道東に位置する町で、僕の故郷です。 町中にライブハウスはなく、映画館もなく、週末になると必ず誰かがライブしてるという光景はありません。ただ、僕はそんな町の生活の中で、音楽に出会いました。触れるきっかけさえあれば、住んでる場所は関係ないんですね。そんな中標津町で、フェスをやろうと思いました。フェスの名前は「SHIRUBE 2021」です。 昨年、都市間移動が可能になったタイミングですぐに中標津へ。 そこで中標津町総合文化会館の金曽さんという方に会い(正確には再会)、力を貸して欲しいと相談しました。想像している規模感などを共有しながら、「この人に会おう」「ここの許可をもらおう」などとリストアップして、だいたい月一で中標津に通い、町の様々の方に会