ちゃんことなめろうの為にも
ライブ前夜にこんなにソワソワするのは久しぶり。今までの270本のライブ、緊張しなかったことなんて1回もないけど、今はなんか特殊な気持ち。もう随分前の話、ちゃんことなめろうは元気だろうか。明日は雨かな、晴れかな、雪かな。ずっと帯広には歌いに行きたくてでも結局行けないままで超極寒の時にひとりで路上しにいった、あれからもうすぐ一年だ。今まで何百回って路上してきた春も夏も秋も冬も。でもあの日が一番寒かった。死ぬかと思った。寒くて手が動かなくなってピックを持つこともできなくなったりした。そんな中で数人聞きにきてくれた、帯広に知ってる人はひとりしかいなくてその娘が友達を連れてきてくれたりした。極寒。広小路に座り、たくさん歌った。みんなは毛布をかけたりホッカイロを分けたり、知ってる人も知らない人もみんなで助け合って、歌を聴いてくれた。誰が為に猫は鳴くを初めて歌った。大切な大切な歌、俺と帯広をつなげてくれた歌だ。そして4月に札内でライブ。あの日、サンダーストラックと出会った。キノコホテルのトートを使ってる娘がいた。雨だった。8月5日サンダーストラックが企画に呼んでくれた。そりゃあもう楽しみで楽しみで、ようやく「帯広」にバンドでいけるって気合い入ってた俺。したら喉ぶっ壊れた。俺は入院。太一郎くんに「俺抜きの3人で良ければ出させてほしい」とメールしたら、もちろんお願いしますときて、病院で少し泣いた。終わったあとメンバーから、「サンスト、めちゃくちゃかっこよくなってた。サンストとお客さんに救われた」とメールがきた。10月にひとりでDJしにいったときにも、お店のアコギ借りてちょっと路上やった。そのとき、サンストのメンバー聴きにきてくれて。俺は、彼らが高校生のうちに必ず4人で帯広にいって一緒にやりたかったから、12月に太一郎くんにメールした。2月にやりたいって。そしたら、それを受けてくれて。ツーマンにしましょうって。で、明日。いよいよ明日だ。何を歌おうかなって考えてる。苦しいぜ。なあ。絶対いい夜にしてやるんだ、高校生最後のものすごいでかいイベントだし。俺は俺で精一杯歌うから、君は君で精一杯で来てね。1時間、全力で歌います。 サンストと写真、俺も撮りたい。お客さんとも。寝る。明日起きて顔洗って歯磨いて、レンタカー取りにいってみんなを拾って、目指すは広小路、帯広REST、君の街だ。