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泣いてる暇は俺にはない

この4人での最後のツアー、「少年少女の陽炎」。大阪、東京ときてくれた方、ありがとうございます。4ヶ月ぶりのライブは特に変わったこともなくトラブルもなく、一つまた一つと夜はあっさり終わっていきました。ちなみに僕は一滴も涙を流していません。 明後日27日水曜日、FM NORTH WAVEで四年間やらせていただいている「ボロドンバーン」という番組が最終回です。2015年4月、メジャーデビューのタイミングから始まり、そのあとリリースも全くなかった僕らに四年間電波を預けてくれたこと本当に感謝しています。僕はラジオが好きだし話すことも苦手だけど好きなので、本当に毎週楽しみにしていました。もっと音楽的な何かを伝えていければよかったなと今になって思います。この4人でのこれまでの日々を広い心で受け入れてくれていたノースウェーブに頭が上がりません。明後日の最終回、きっといつも通り淡々とあっという間に1時間が過ぎていくような気がしています。この4人でやる最後のお仕事です。ぜひ聴いてくださいね。 そして翌日28日木曜日、札幌で八年間やってきたTHE BOYS&GIRLSが結成からのオリジナルメンバーでやるライブが最後です。「どのライブも初日!どのライブもファイナルだ!」なんて大口叩いてきた僕ですが、これは、まぎれもないファイナルであります。僕がこの四人でずっと目指してきたものに、この日到達できればなと思っています。追加公演もありません、生配信もありません。この4人でやる最後の音楽です。ぜひ聴いてくださいね。 勢いよく投稿ページを開いてみたはいいけど、書くことが全然ないや。 そういえば、ツイッターとかで「こういう帽子かぶってる人、だいたいこういう服着てる」みたいなツイートする人が死ぬほど嫌いなんだけど、それに対してバカにしてないっぽく反応してる人も物凄い嫌いだなって思う。「こういうの着てる人まだいたんだ!」とか。誰かの服をバカにする人がすごい嫌いだって、最近気づいた。好き嫌いを発信するのは別にいいけど、好きでそのことをやってる人がいることに対して最初から「あはは、考えられない」みたいなのは、おかしいよ絶対。 何の話やねん。ちくしょう。オナニーして寝る。

みみ、ばしる

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そういえば、知ってた? 意味ないことなんて本当にこの世に一つも存在していないみたい。だって僕は見たんだ、この目で見たんだ、登戸の手前あたりで吊革につかまった自分の情けない顔を。僕は感じたんだ、この心で感じたんだ、永遠の中の一瞬ってやつを。悲しいかな、今になって涙が出そうになるのは畜生そういうことですか。 「みみばしる」が終わって1週間が経つ。書こう。 石崎ひゅーいさんから電話が来たのは去年のいつ頃だっけ、もう思い出したくもないな。「シンゴ、来年初めから3月頭くらいまで、どんな感じ?」って聞かれて、はっはっは仮にも僕はロックバンドですよ人気は無いけど年に100本近くライブをしてきているしたった数ヶ月先ならとっくに決まってるに決まってるじゃん、なんて言えず、「何にも決まっていません」と答えたんだ。 はっはっは、ほんとに何にも決まっていなかった。何にも決めれない時だった。バンドが変わろうとしていた。バンドが終わるかもしれない時だった。11月9日までのSONG FALLS TOURが終わったらその先のことは考えようとなっていた。ひゅーいさんにはまだはっきり言えなかった。でもあの時ひゅーいさんは、なんとなく、なんとなく僕の気持ちを察したように「そうか、わかったよ。またすぐ連絡するね」と言って電話を切ったんだ。 しばらくして正式に、舞台「みみばしる」のオファーが来た。ひゅーいさんが「俺が歌を作る、それをシンゴ、お前に歌ってほしい」と言う。僕は「わかりました、一生懸命歌います」と言う。 結局バンドは、僕以外のメンバー3人が抜けることになった。3月に最後のツアーをやろうと決めて、同時に僕はその先もひとりでボイガルをやることを決めた。 年が明けて1月、始まった稽古、飛び出した札幌。小さなキャリーバッグに詰めたのは少しの服と、あとなんだったっけ。あの時ちゃんと、覚悟とか希望とか、そういうのも詰めてこれたっけ。50泊51日の旅が始まった、ひとりは好きだし慣れてるんだ。 ただ、 北海道の田舎育ち、無名のロックバンド、うまくもないしカリスマ性もない、人気もなければ裏声も出