遠いストーリー
正解が怖くて、解答欄に何も書けない問いがある。そんなもの存在しないと思っていたけど、ぶつかっている。正解が怖いなんて、ふざけた話だけど。 今日、とある用件を済ませ、帰りに札幌駅の地下を歩いていると後ろから男の子3人が駆け寄ってきて、前にライブ見ました握手してくださいと声をかけてくれた、嬉しかった。ありがとう、と伝えた。そのまま地下歩行空間を歩く、もう、毎日歩いてる。そして僕は今日気付いたんだけど、ここ最近チカホ歩くたびに、必ずすれ違う人がいる。行き交う人であふれてるのに、ふとした時に、あ、またあの人だ、と気付いて、すれ違う。あの人は今日マフラーをしていた。昨日までしてなかった気がする。 大通北改札の前、今日は自動ドアから抜けて、右から行こうか左から行こうか悩んで結局今日も左からいった。ヒロシ前、昨日よりも待ち合わせの人が多かった。土曜日だし、ハロウィンだし、きっとそれぞれでそれぞれの予定があるんだろうな。僕はそのままポールタウンへ入った。大通-すすきの間の地下街。すると、前から来た男の人が僕の15mくらい前で、突然倒れてしまった。倒れそうになった瞬間「あ、倒れそう」と思ってすぐ駆け寄ったけど僕の足はギリギリ間に合わず支えれなくて、その人が倒れたほうが早かった。頭から倒れなかったけど、顔は白くて、でも身体は熱かった。大丈夫ですか大丈夫ですかってとりあえず必死に何度か声をかけても反応はなくて、でも呼吸はしていた。近くにいた男の子3人も来てくれて、とりあえず端に運びましょう!といってその人を抱え上げて端に寄せた。意識は戻ってなくて、どうしようどうしようと思って、とりあえず、「誰か駅員さんに伝えてください」と僕は誰かに言った。誰に言ったかは覚えてない。向かえのお店の人がどうやら119番をしたらしいとの情報もどこからか聞こえた。僕はとりあえず何もできず、わかる?!聞こえる?!大丈夫?!と何度も聞くしかできなくて、そしたらその人は目を開けて、「すいません、風邪気味で、いきなり目眩して」とゆっくり話はじめた。よかった。いや、よくはないけど、ホッとした。横になったまんま、とりあえず今誰か来ると思うので待てますか?と聞いたら、はいというから、なんとか持ちこたえてもらった。何か飲みますか?と聞いたら、もしあればお水かなんかもらえますか?というので、すぐそこにあったローソンで急いで水