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7月, 2018の投稿を表示しています

モリシマとの日

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7/16苫小牧 八戸出身、東京在住、モリシマ。モリシマは、俺の大切な友達だ。そんなモリシマ主催のイベントに出演した。大切な友達のイベントだから出演した。ただそれだけだ、なんか文句あっか。イベント名は「OUT OF OUR SHELLS -WE UNITE-」。長いし、微妙に読み方が難しい。いや、難しくはないんだけど、なんか、シェル…シェルズ?ス?みたいな気持ちになる。ユニッ…いや、ユナイトか…みたいな気持ちになる。長いし何か微妙に難しいので、以下「殻破り」と表記します。 今回の殻破り、八戸と苫小牧の2日間の開催だった。7/14八戸&7/15苫小牧。7/15苫小牧に出たバンドのうち、我々以外の4組は八戸も出演していたようだった。モリシマの、初北海道企画。八戸出身&在住バンドたちは初北海道。苫小牧のBANGLANG。うむ。気持ちが溢れていたなあ。 今更言ってもどうにもならないが、もっともっと俺にできることがあったように思う。久しぶりに、後悔をしている。後悔というか、何というか。この気持ちは何だろうな。 ブレスト以外の3組は14日の八戸が終わってすぐフェリーに乗り込んで翌朝苫小牧についていた。ブレストは確か15日もライブがあって、学祭だったっけな、それが終わって15日の夜にフェリーに乗り込んで16日の朝に苫小牧についていた。 そして16日、苫小牧でライブして、その日の最終のフェリーで全員が八戸に帰って行った。ブレストは高校生で、17日の朝から球技大会があったらしい。0泊3日の初北海道ライブだ。 どんな気持ちだったんだろう。向こうから来たブレストも、ウィズアスも、オニビリも。いい夜だっただろうか。今も忘れていないだろうか。北海道のバンドとしてあいつらに何を見せれたんだろうか。あんな日こそ、たくさんの人に見せたかった。ただただ自分たちの力が足りなかった。エルキューブは、ガラガラだったんだ。だけどね、この日の俺たちは、自分でも信じられないくらいいいライブをしたの。全く覚えてないくらいだから。ずっと嬉しかったんだ。 モリシマが札幌じゃなくて苫小牧でやった意味とか、そこに俺たちを混ぜくれたこととか、「トリはバングにやってもらいます」って力強く話してくれたこととか。1秒を遅くしたかった、もっと。駆け足で過ぎていく俺たちの日々に、手を広げて、止まれー

鹿の散歩

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ずいぶん経ってしまったけども、7月15日のことを思い出しながら。 JOIN ALIVE、今年は出演できず。俺はアコギを持って二日目、レンタカーで向かった。ホームページにもタイムテーブルにも存在しない「鹿ステージ」をやりに。だんだんと雨が強くなっていく中、下道が続く。会場に着いて駐車場に入ると、田んぼのようになっていた。 今年の鹿ステージは心強い味方が一人いた。会場の隅っこにある「オルタナティブガーデン」というエリアを仕切っている吉武さんという人だ。俺は特別に許可を頂き13日に設営中の会場に向かい、オルタナティブガーデンにいる吉武さんに会いに行った。そこで15日のタイムテーブルなどを確認して、いろんな時間とかを考慮してすり合わせて、鹿ステージをオルタナティブガーデンで敢行することになった。もはや、鹿ステージなんだかオルタナティブガーデンなんだかって感じだが、「鹿ステージもオルタナティブガーデンも、どちらも決して壊すことなく」という共通認識が俺と吉武さんの中であったので、怖いものなしだった。時間は夕方からを予定した。 15日当日、会場について鹿ステージの予定時刻まで時間があったから、-KARMA-のライブを見た。札幌の高校生、秋のツアーにも出てくれる。楽しみだった。登場SEと同時にスコール、あいつらはニコニコしながらオンステージ、ばかやろう。そのままスコールは30分止まず、ライブ終了とともに止んだ。ちなみにその日、それ以降雨が降ることはなかった。人はこれを、「カルマの悲劇」と呼ぶ。何もかもベシャベシャになったため、一度車に戻りエアコンをマックスにして熱風で乾かしてると、レンタカーのバッテリーがどうやら上がってしまったらしく、救援を呼んだ。俺はこれを「カルマの悲劇」と呼ぶ。 車も無事に直り、一瞬の隙を見てベルベットサーカス横で鹿ステージを開催。もちろんしっかりとイベント運営チームとやり取りをして決定。ベルベット横が、鹿ステージの生まれた場所だ。鹿を見つけてベルベット横に連れて行き、数曲。 夕方になり、鹿をオルタナティブガーデンに連れて行く。アコギを背負い、カートに鹿を乗せながら移動する様は、子連れ狼そのものだった。到着してオルタナティブガーデンにて、一回目。ばっちりステージ作ってくれてて少し照れくさかったけど、吉武さんの愛を感じた。嬉し

見つからないまま

こんなことって、ある?ってことが立て続けに起きている。 いいことも、悪いことも、嬉しいことも、悲しいことも。どうすればいいのか、ずっと考えている。何ができるのか、ずっと考えている。どこにあるのか、ずっと探している。でも、見つからないんだよ、畜生だ。自分の中から生みだしたもの創り上げたものを、発信するのが俺の生活の主だ。だけど、発信ができない。見つからないのだ。 一人の人間、一人の男、一人の29歳が。 今はね、 気持ちのいい風が吹いている。 午前中から始まったひとつ目の仕事を終えて、今は喫茶店でコーヒーを飲みながら、たまに窓の外を見ながら、これを打ち込んでいる。平和だなあ。 東にも西にも、今すぐ飛んで行きたいよ。 全部すっ飛ばして、全部大丈夫にしたい。 でも、俺にはそれができないのだ。 見つからないのだ。

たとえば僕が雨なら

包丁でたたいて適当に和えればそれだけで少し美味しいし、靴が濡れても夕暮れで会えればそれだけで少し嬉しい。梅干しも雨も好きだけど、北海道には梅雨がない。 関東地方は梅雨が明けたらしいけど、元々梅雨がないと言われているこの街のこの連日の雨は、一体なんだっていうんだろう。 梅干しも雨も好きだけど。 梅雨の時期に梅雨の街に行ったことはあるけれど、それだけじゃ全部わからない。これが梅雨かあなんて、薄っぺらい感想しか出てこない。最初から最後まで見れなきゃ、俺には梅雨がわからないのである。 でも、この連日の雨に「あ、もしかしてこれって」などという根拠のない梅雨感を感じていて、そんな気持ちに少しワクワクしたりなんかやだなって思ったりもしてる。この街にはないって言われてるのに、ジメッとして、雨が降ったり止んだりしている。そして、この街にないのは、梅雨だけじゃないことに気づいてハッとする。 たとえば俺が雨なら、狙ったところに降り立ってすぐに話を聴けたり。 たとえば俺が雨なら、しんどい時は適当に会いにいけたり。 たとえば俺が雨なら、虹も簡単に架けてあげたり。 たとえば俺が雨なら、泣きたい時にはザーザー降ってごまかせたり。 たとえば俺が雨なら、歌の一つでも歌えたり。 たとえば俺が雨なら、どうしようもない夜は好きなメロディで窓辺に飛び乗れたり。 たとえば僕が雨なら、なんでもできたのに。 7月が始まりました。