こんな一年にしよう
バンドのことで言うと「卒業証書/東京」という2曲の配信リリースに向けての動きと一年の大まかな予定にワクワクしながら2018年が始まり、メンバーの3人がバンドを脱退することが決まって2018年が終わっていった。 事あるごとにイライラしては、事あるごとに言い方がキツいと言われてしまった。 優しいってなんだ、かっこいいってなんだ。答えの出ない自問自答、増える白髪と減る前髪。曲は書けなくなったけど、崩れかける自分を救ってくれた瞬間がいくつもあった。 楽器を持たずに、色んな場所で深呼吸をした。 バンドのことを考えない日はなかったけど、振り返ってみると、ちゃんと立ち止まって深呼吸する時間がはっきりとあってよかったなと思う。捨てれないものが、譲れないものが、はっきりとある。 来年は「こんな一年にしよう」というのを決めない一年にする。思い通りの一年にならないほうが、終わる時にまた始められるパワーになることを知ってる。そりゃあ夢や目標だってあるけど、それよりも、その時々で必死になって、やってくる楽しいも嬉しいも幸せも安らぎも苦しみもちゃんと逃さずに逸らさずに日々を重ねて得るもの失うもののほうが今は大切だ。 こんな一年になったから、そんな一年にしよう。 悲しい思いをさせてしまい、すまなかった。 来年はもっとよろしく。