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ミッキーマウスマーチみたいに

夕方くらいから天気が段々と怪しくなってきていた。 配信ライブが終わり、会場だったmoleを出ると向こう側で雨の音がして、そこで楽屋に傘を忘れてきたことに気付いて取りに戻った。 「ボイガルがいる」から、もう1ヶ月くらいが経つ。moleの匂いは、「もぐらのあな」ぶりかな。あっという間に季節が過ぎて行く。僕は最後の出演者だった。ライブの出番が終わり、楽屋の奥の隅っこでアニーさんとカメラマンのはなちゃんと、ふーっとひと息ついていた。程なくして別会場で出演だった奥山漂流歌劇団の京くんも来て、4人で話をしていた。アニーさんと京くんが「ジャガイモはいいぞ」という話を熱弁していた。僕はそれをヘラヘラ聴いていた。はなちゃんはソファーに座らず地べたに座ってヘラヘラしていた。 僕はブログを書くよ、京くん。 左手に裸のマイクスタンドを持って、右手に傘を持って、水たまりも気にせずに晴れやかな気持ちで帰った。久しぶりの雨で、嬉しかった。詰まりに詰まっていた日々に、光が射すような気がして。ライラックの香りがしてふと顔をあげると、雨に濡れてキラキラしたライラックがそこに咲いていて、少し立ち止まる。 雨の音とその優しい香りに包まれて、ゆっくりゆっくり帰路を辿る。 気持ちよかった。 家について、手を洗ってうがいをして、水を一杯飲む。 ちょうど電話が来て少し話して電話を切ったあと、ふと、ミッキーマウスマーチが頭の中で流れた。 雨が降るとやっぱり、嬉しい気持ちになる。 言葉の中にある優しさに気づけるようになる。 とかなんとか思いながら焼きそばを作って食べて、シャワーをさっと浴びてごろごろすると、ゴロゴロと遠くで雷の音がする。ごろごろにゴロゴロを被せるな。段々と近づいてきてたけど、僕の住んでるところでは近くでドーンとはならなかった。それよりも自分のお腹のほうが鳴り続けていてそっちの方が怖かったな。ぐるぐる。 せっかく眠ろうと思っていたのに、そのせいですっかり目が覚めて、この時間。 でも今日はもう寝れそう、明るくなる前に目を閉じよう。大丈夫。 午前3時8分、いい調子。 明るくなって目が覚めたら、明後日の水曜日に通販でダウンロード販売になる「ボンサイに水」の2曲目をまたイチから作らないといけない。あ なんでかって? 昨日、「パソコンの

東の太陽

そろそろ飽きてきた、そうめん。 ちょっと前まで米を炊いてドバッと食べるみたいなことを続けていて、圧倒的に動く量減ってるからちょっと顔丸くなってきて、まずいなと思って、最近は主食をそうめんに変えた。 でも、そろそろ飽きてきたな、そうめん。 普通にめんつゆにつけて食べると、夏みたいな気持ちになって美味しいし。 油そば仕立てにして食べる方法もマスターしたからそれも美味しいんだけど、飽きてきた。あと2束残ってる。今日はその2束を食べて、月曜日から米は解禁しよう。 卵は好きだから、どんな料理でも嬉しい。米だろうがパンだろうが麺だろうが。 だけど、卵を食べるとすぐお腹壊してしまう。食べてご馳走様でしたってして、食器下げたらもうトイレみたいな。実は自分の身体には卵は合ってないのかなあ。なんて考えつつも卵を食べる。そうめんと卵ばっかり食べてるな。 カレーとかキムチとかもとっても好きだけど、ご馳走様と同時くらいにトイレ。 わかってるのに食べてしまうな。 わさびとかからしとか唐辛子とか、そういう類の辛いのは基本的に苦手だ。 今日も雨は降らなさそうだな。 東から眩しい太陽がぐんぐん上がってきてる。 なーんか、良くない気がしてる。人と話してなさすぎるし、入ってくるものも出していくものもない。もっと自分から開いていかないとダメだ。 その上、できないことがあると物に当たりそうになるんだよなあ、、、小学生かよ。 深呼吸、深呼吸。 日の光を浴びて、散歩とかしようもっと。 今日は夜、ライブする。 目を閉じて、イメージをする。 悲しくないように。 時刻は午前4時58分。 言葉ってほんとに、難しい。

コントロール

基本的には暖かくて晴れてる方がいいけど、適度に良い間隔で雨の音が聴きたいと思うのはわがままだろうか。雨が降れば試合は中止になるし、出かけることもできないし、靴も濡れるから、良いことはあまりないんだけど。でも不思議なもので、雨の音が聴こえれば、深夜の暴走車のエンジン音も上の階のドタバタも鳴り止まないサイレンも、少しは許せてしまう自分がいる。曲も、晴れてる日より書ける。決して晴れやかじゃないけど、落ち着く。 あーそうだ、米がなくなったから、買いに行かないと。 ここ最近は、日中は電話やZOOMなどを繋げてスタッフ陣と言葉と思いを交わして重ねて、それが終わったら一旦自分で考えて、そしてそこから新たに思いついたり気持ちが変わったりしたらすぐまた繋げて言葉と思いを交わして重ねて。だけど常にギターは隣に置いて、自分から歌が生まれることも決して諦めないで。全部を、なるべく逃したくない。いつ、なにが目の前に現れるかわからない。そして、それがいつ消えてしまうかもわからない。自分しかいないバンドのこと、自分で零すわけにはいかない。 今までやってきたようなライブはないけど、今だからやれるライブはある。今までもやってきてたことが、今だからこそより響くことになってたりもする。この2ヶ月半、いくつかの配信ライブと、いくつかのキャンペーン、ツイキャスでの毎週のラジオや、ひとりでの宅録。奮い立たせてくれたのは紛れもなくお客さんの力です。こんな日々でもメンバーがいないバンドをこうしてやれているのは、SNSや配信時に届く声に本当に力を貰っているからです。 延期になった3枚目のアルバムの発売まであと1ヶ月と1週間。 本当にたくさんの人の大切にしたいことが、このアルバムに詰まっている。こんなの内輪話だけど、でも、本当にそう思ってる。だからこの「大切にしたいこと」というアルバムを、これからは、このアルバムに大切にしたいことをくれた人の、その何倍もの数の人の大切にしたいことに変えたい。届けたい。誰かの大切にしたいことがこの作品になったから、この作品を誰かの大切にしたいことに変えたい。ノイズも入ってて、曲も単調で、コード進行もありきたりで、心に染みるような共感できるようなラブソングもないけど、この作品を届けたい。 ずっと考えてる。毎日、ずっと考えてる。 この先

ガリバタ豚焼肉&スタミナ唐揚丼

身体がバキバキ悲鳴をあげるくらいまで生きまくった4月30日だったはずだけど、結局、カラスがカァカァ鳴き始める時間まで眠れず、6時前くらいに眠った気がする。 カーテンの向こうがもう明るいのをなんとなく感じながら、起きたら夕方かもなんて少し期待してアラームをかけずに目を閉じたけど、10時過ぎに目が覚めた。 地元の友達が何人も夢に出てきた。 安酒場であーだこーだ言いながらいつものメンバーで飲んでる夢だった。 いいだけ飲んでだいぶ深い時間になってきた頃、僕が水を飲んでいる時けーちゃんが突然「貴婦人の形」というギャグで笑わせてきて、飲んでた水をブハァってしてしまって、やめろよ!!なんて笑っていた。それを見ていた健太が「やべえ、給湯室じゃん!久しぶりにやるべ!!」と立ち上がり、けーちゃん以外のみんなでそれぞれ水を含んだ。嫌だ嫌だ言いながら、僕らは水を含んで、けーちゃんはニヤニヤしている。 北海道中標津町育ち。 中標津中学校という中学に通っていた、2001年から2003年。すきま風びゅんびゅん、廊下は白い息、雪の日はなぜか廊下にうっすら雪積もってる時もあるような、ボロボロの校舎だった。そんな校舎の3年生の玄関のすぐ横に給湯室ってのがあった。こうやって打ってるだけであの頃の給食の匂いがするような気がするな。 その給湯室で僕らはいつも、みんなで口に水を含んで、一人が笑わせて、水を含んでる人は吹き出さないように笑うのを我慢するという遊びをやっていた。 そこで幾つものギャグが生まれたが、けーちゃんが「貴婦人の形」というギャグをやった時があって、あれはほんとに衝撃的だったんだよなあ。 前の日にけーちゃん家でみんなで遊んでる時に、「貴婦人」って書いてる甘納豆をみんなでおやつとして食べてて。その甘納豆の形を、次の日の給湯室で出してきて。最初何かわかんなかったけど、「昨日の甘納豆覚えてない…?」ってけーちゃんが言った時に全員ブハァァァア!!!!!!!みたいな感じだった。 健太はそれをパッと思い出し、「給湯室やるべ」と提案してきた。 …というところで目が覚めたんだけど、びっくりするほど眠くもないしびっくりするほど目覚めがいいので、今これを打っている。友達は元気にしてるんだろうか。 昨夜はTHE BOYS&GIRLS、実に3ヶ月ぶりの札幌